『いだてん』ゆかりの地を訪ねて 金栗四三の墓と、晩年暮らした池辺家

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昨年2月末、大河ドラマ『いだてん』主人公となる金栗四三(かなくりしそう)ゆかりの地を訪ね、熊本県玉名市や和水町(なごみまち)を訪れました。

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『いだてん』を誕生させた山道通学の大変さ

金栗四三の生家は、熊本県和水町にあります。

彼は10歳の時、この家から隣町の南関町(なんかんちょう)にある玉名北高等小学校(現在の南関第三小学校)まで、往復約12kmの山道を通学せねばならず、同級生たちと山道を走っていくうちに、独特の呼吸法でマラソンが得意になったのだとか。

金栗四三の生家のそばをふと見ると、山に続いているような小道があります。

この道を走っていったのかな?

グーグルマップのお告げによると、今でも学校まで、徒歩で1時間2分かかるそうです。

南関第三小学校には立ち寄りませんでしたが、金栗四三の墓がある玉名市へタクシーで向かう途中、南関町を通りました。

車でもかなりの時間走ったので(山を迂回しているからでしょうが)、大変な距離なんだと思い知りました。

韋駄天おそるべし!

金栗四三の墓参り

私たちが次に訪れたのは、金栗四三のお墓です。

とても立派なお墓でした。金栗四三は1983(昭和58)年11月13日、92歳で亡くなっています。

金栗四三の略歴が紹介されていました。

彼の愛した言葉が、ここでも石に彫られています。

右側のお墓が、金栗四三の眠る、大地主・池辺家のお墓のようです。

金栗四三は池辺家に養子に入ったので、戸籍上の名前は池辺四三なのですが(パスポートもこの表記)、養母であるイクエさんの配慮で、競技生活ではずっと旧姓を使い続けました。

養母・イクエさんの協力があってこそ、四三はあれだけの活躍ができたのですね。

イクエさんも四三も、妻のすやさんも、とても長生きされたようです。

でも、イクエさんの横(左)に刻まれた「重之」って誰だろう? 25歳でお亡くなりになっています。イクエさんの若くして亡くなった夫でしょうか?

もしかしたら、ここからヒントを得て、ドラマオリジナルキャラクター(実在しない、イクエさんの病弱な息子でスヤさんの最初の夫)「池辺重行」が誕生したのかもしれません。

私たちの他にも、墓参りの方がおられました。観光客ではなく、白衣のお医者様らしき方。往診の帰りかな?

ゆかりの方かな? その時は軽く会釈して別れただけでした。

池辺家での思い出

本来なら、金栗四三の墓参りで本日の見学は終了の予定だったのですが(まだ大河ドラマ放映前なので、ゆかりの地が少なかった)、タクシーの運転手さんのご厚意で、金栗四三が晩年過ごしたという池辺家に立ち寄ってくださることになりました。

運転手さんによると、金栗四三は、離れで過ごしておられたそうです(隠居部屋だったそうです)。

門や塀がないお宅なので、どこまでが敷地かわからず、不法侵入にならないように、注意しながら離れを撮影していました。

今はどなたも住まれていないのでしょうか。人気がありません。

するとその時、金栗四三のお墓で見た、あの往診車が池辺家の前に停まり、白衣のお医者様が降りてくるではありませんか!

ご挨拶して訪問の目的を告げたところ、このお医者様こそ、『いだてん紀行』第15回で登場された金栗四三のお孫さん、酒井浩一さんだったのです。

とても優しい、気さくな方で大感激!

聞くところによると、金栗四三の故郷・玉名市に残っている子孫は自分しかおらず、この家も空き家になっていて、月に一度くらいは風を入れに訪れているのだとか。

特別なご厚意で、金栗四三も暮らしていた池辺家本宅内部を見せていただきました。

さすが元大地主。立派なお宅です。

ここには宮藤官九郎さんや、中村勘九郎さんも訪れたと知りびっくり。

金栗四三やご家族の写真もありました。

『いだてん紀行』でも話しておられましたが、酒井さんが覚えておられる金栗四三は「とても優しいおじいちゃん」。よく家の周りを走っておられたそうです。

「仏の金栗」「お釈迦様」と呼ばれた金栗四三も、きっとこんな感じだっただろうと彷彿させる酒井先生に診察してもらえる玉名市民がうらやましいなと思いながら、池辺家を後にしました。

ちなみに現在池辺家本宅は「金栗四三住家」、離れは「金栗四三資料館」として公開されています(ご遺族から、玉名市に寄付があったそうです)。

詳しくは、こちらをご覧ください。

宿へ向かう道で、大河ドラマ放映決定を喜ぶ横断幕を発見。

大河ドラマは視聴率低下が心配されていますが、金栗四三の生涯はとても面白いし、人生を生きるヒントもたくさんあるので、個人的には頑張ってほしいなと思っています。

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