2019年3月30日(土)~31日(日)、明智光秀の生誕地を訪ねる旅に出ました。
訪れるのは岐阜県の恵那市と可児(かに)市。いずれもあまりなじみのない土地です。
1日目に恵那市を訪れ、2日目は可児市の明智(長山)城を訪れました。
明智城の山麓にある寺院・天龍寺
名鉄明智駅から徒歩で明智城に向かい、城の裏口から入り、大手門から出てきた私たち。
大手門の近くには、いくつか寺院がありました。
これはこの辺りの(可児市瀬田地域)最古の寺院である天台宗の東栄寺。
明智初代城主・明智(土岐)頼兼が出家した際に創建したと伝わります。
かつては明智一族の菩提寺であったようですが、昭和の時代に、明智一族の菩提寺の座を隣接する天龍寺に譲ったのだとか。
その天龍寺はこちら。
曹洞宗の寺院です。
拝観できると聞いてきたのですが、案内を求めても応答がなく、もしかしてご住職はお留守なのではとの思いが、頭の中をよぎります。
せっかく明智光秀ゆかりのものを見ようと思ってやってきたのに。
諦めきれなくて、境内をうろうろしていると、ご住職らしきお坊様が、お墓参りの方々を案内されて墓地から戻ってこられる姿を発見!
遠くの檀家巡りをされていなくて、本当に良かったです。
日本一大きい明智光秀の位牌
私たちがこの寺院にやってきた目的の1つが、日本一大きい明智光秀の位牌を見ること。
そのためには、本堂にお邪魔しなければならず、ご住職の許可をとる必要がありました。
生来人見知りで、あまり知らない人に声をかけるのが苦手な私でしたが、好奇心には逆らえず(こんなことでは身を亡ぼすとはわかっているのですが)。全く知らないお坊さまに声をかけ、天龍寺の方なのかおし尋ねました。
すると大当たり! やはりこの寺院のご住職さま。
何とか明智光秀の位牌を見ることもできました。
それがこちら。
日本一大きいとも、明智光秀の等身大の位牌ともいわれています。光秀の小さな木像もありました。
高さは6尺1寸3分(約184cm)。でも等身大ではないようです。
『麒麟がくる』で明智光秀を演じておられる、長谷川博己さんの身長が183cmなので、この位牌くらいですね。
住職ご夫妻に話を伺うと、大河ドラマ放映が始まるときっと人出が多くなるだろうから、今のうちにゆっくり見ておくといいといわれました。
あれから1年。ドラマは順調にスタートしているようで、
明智家歴代の墓所
以前、『おんな城主直虎』ゆかりの龍潭寺を訪ねた時も、井伊家歴代の墓や位牌が印象的でしたが、ここ天龍寺にも、明智家歴代の墓がありました。
この天龍寺にも、明智家歴代の墓所がありました。
ただ、どれが誰のお墓かわからない。光秀のご先祖かもしれないし、光秀や彼とともに散った一族の人々の墓かもしれません。
どなたのお墓かはわかりませんが、戦国時代を生き抜いてきたことには変わりありません。
丁重にお参りし、光秀ゆかりの岐阜の地を後にしました。
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