『麒麟がくる』ゆかりの地・愛宕山1 明智光秀も登った愛宕山 戦前の賑わいを偲ぶ

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愛宕山と愛宕神社

2019年2月17日(日)、京都市右京区にある愛宕神社に参拝するため、愛宕山に登りました。

京都市で最高峰の愛宕山山頂(標高924m)に鎮座する愛宕神社は、全国に約900社ほどあるという愛宕神社の本社で、火伏せ・防火に霊験あらたかな神社。

そしてNHK大河ドラマ『麒麟がくる』でもうすぐ描かれる本能寺の変直前、明智光秀がここに参拝し、おみくじを引いたり連歌の会を主催したりしたと言われる神社です。

私達は、阪急嵐山駅から京都バスに乗って清滝まで行く予定でした。

ところがこの日は京都マラソンが行われ、午前中は交通規制があるため、普通のバスは通れません。何も知らなかった私達含む参拝&観光客のため、無料シャトルタクシーが来てくれました。

心霊スポットで有名な清滝トンネルを過ぎ、

清滝バス停に到着。バス停には、今日の8:23~10:50はバスが来ないと掲示されています。

もしバスが来なかったら、嵐山駅からここまで歩いて1時間くらいかかります。

登山の前にエネルギーを温存できて良かった! 無料シャトルバスに感謝です。

愛宕神社二の鳥居と「ケーブル清滝川駅跡」

いよいよここからが、本格的な「登山道」。

注意してほしい点は、愛宕山山頂に到着するまでトイレがないこと。

この「嵯峨清滝公衆トイレ」で是非済ませておきましょう。私達は山頂まで2時間少しかかりました。

きれいなので安心して使えます!

トイレからはすぐの場所にあるのが、二の鳥居。

昔の人(主に京都人?)は、この山に月に一度は登っていたのですね。

登山道から少し外れた場所にあった「ケーブル清滝川駅跡」の案内板。

昭和初期には「愛宕山鉄道」が嵐山から清滝まで走り、清滝から山上まではケーブルカーが敷設され、山上には遊園地やホテルも建設されるなど、一大リゾート地として賑わっていたようです。

第二次大戦で愛宕山のリゾート施設や鉄道などは廃止されてしまい、戦後も復興することはありませんでした。

もし復興していたら、この山道ももっとにぎやかなものになっていたでしょうか。

嵯峨消防分団設置の標識が面白い!

今日の登山コースは、愛宕山表参道と呼ばれる道。

約4kmの初心者向けコースだそうですが、救助要請も年間約20件前後発生しているとか。

救助の目安とするため、100mごとに設置されている標識。

地元の嵯峨消防分団が設置したものですが、クスッと笑える文言も多くて楽しめました。

この黄色い標識が後39枚あるのです。がんばろう!

愛宕山表参道 昔を偲ぶ山道

表参道の山道は、杉の木立の中を歩きます。

昨年の台風の影響なのか、途中には倒木が何箇所もありました。

急な坂道もあります。2月なので割と厚着をしていましたが、登っていると汗をかきました。

そして所々に、かつて人の暮していた痕跡も。

火燧権現(ひうちごんげん)跡。朱塗りの社があって火の神を祀っていました。

京都に火事が起こればここの社が鳴動したそうです。将軍塚の伝説とどこか似ています。

昔は茶屋などもあって、賑わっていたようです。

物寂しくなりがちな心を、消防団の標識が和ませてくれました。

やっと五合目休憩所に到着! ここで半分くらい来たと思っていいのかな?

しばらくく歩くと、初めて見晴らしのいい場所へ。遠くに見えるのは、保津川や嵐山の町並みです。山登りをしていて、いい景色を見るとちょっと嬉しいですね。

この続きは次回をお楽しみに。

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