GO TO トラベル!HISバスツアーで行く白川郷と上高地2 明禅寺で合掌造りの内部へ

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秋雨の白川郷

10月24日(土)・25日(日)の1泊2日で、大阪梅田発のHISバスツアー

5つ星のラグジュアリーホテル『ホテルアソシア高山リゾート』に宿泊!A5等級の飛騨牛を使用した飛騨牛会席!ぶどうなど3種の食べ放題もお楽しみ!『飛騨高山』と感動の景色が広がる『上高地』2日間

に参加してきました。

天守閣展望台で白川郷の全景を見たあと。

GO TO トラベル!HISバスツアーで行く白川郷と上高地1 雨の白川郷

2020年10月31日

再び白川郷の中心部へ。

合掌造りの家々が、私達を迎えてくれます。

消火栓も、屋根が合掌造りのような急勾配の切妻屋根。面白いなと思いました。

白川郷は、まるで日本の農村の原風景という感じ。

京都の寺院のような派手な紅葉ではありませんが、秋の気配が濃厚です。

山々から霧が立ち上ってくるのも、まるで日本画の世界を見るようで、とても美しいなと思いました。

明善寺の庫裏で合掌造りの内部を見学

でもやはり、雨の中を歩き回るのは辛いものです。

どこかで雨宿りしたい! それには合掌造りの民家を見学するのが一番!

というわけで、前回白川郷を訪れたときには見学できなかった、明善寺の庫裏(くり)を見学することにしました。

北陸まんぷく1泊2日HISバスツアー5 雪の白川郷(後編) ふる郷長瀬家見学

2018年2月9日

庫裏というのは、住職や家族の居所。お寺というと瓦葺きというイメージですが、ここは本堂も庫裏も、全て茅葺きです。江戸時代末期(約200年前)に建てられました。

早速大人300円を払って入ってみました。トレッキングシューズを履いてきたので、靴を脱ぐのが少々大変。

庫裏は白川郷最大の5階建て合掌造りで、「明善寺郷土館」として屋根裏には古い農機具や民具などが展示されています。

日本史の教科書に出てきそうな農具がいっぱい! 上は唐箕(とうみ)という、風力で穀粒を選別する道具。

この「センゴク」と書かれた道具は、千石簁(せんごくどおし)という、穀粒をふるい分ける道具です。

さらに最上階へ。通路が吊橋のように少々揺れるのが面白いです。ここが5階に当たる場所。天井裏の床は、煙やススが屋根裏に上がるように、すのこ状になっていました。

ここは養蚕を行っていた場所でした。農機具の展示場になっている場所なども含め、当時は屋根裏は全て、養蚕の場所になっていたとのこと。

養蚕で使われていた道具が並んでいます。

窓からの景色も、なかなかよかった。やはり周囲の家より、目線が高いですね!

そして面白かったのが、茅葺の屋根を間近で見られたこと。所々、緑色が鮮やかで、いいアクセントになっています。

茅葺きの「茅(かや)」とはイネ科やカヤツリグサ科の植物の総称で、その中にはススキが含まれていると知ってびっくり! パンフレットによると、明善寺の屋根はカリヤスという、ススキの仲間の植物だそうです。

茅葺屋根の材料が変化したり、囲炉裏の火を使う機会の減少し(白川郷でも電気やガスを使用)ススが出なくなったために虫がついてしまい、昔よりも屋根の葺き替えサイクルが短くなっていると、添乗員さんが言っていました。

この黒くなった柱や梁は、囲炉裏のススが付いたもの。ススは大事なのですね。

でもなんとなく、天井板の隙間から、煙の匂いがしてきました。どこから匂ってくるのかな?

明善寺の本堂

庫裏の見学が終わると、今度は本堂に案内されました。

このお寺は、真宗大谷派の寺院(東本願寺系)。

やっぱり恩徳讃(おんどくさん)もありました。浄土真宗ゆかりの場所ではよく見ます。

現代の日本画家、浜田泰介氏の作品もたくさんありました。2006年に描かれたものだそうです。

囲炉裏の暖かさを実感

本堂を見学し終わった後、案内されたのが庫裏の囲炉裏。

雨で少し冷たくなった身体が、とても暖かくなりました。

皆が囲炉裏のそばに集まり、手をかざしたりして暖を取ります。時折風の向きで、煙が目に入ってとても痛くなることもありますが、まぁそれもご愛嬌。

天井を見ると、見事にススで真っ黒です。この煙が、合掌造りの建物を守っているのだなと思いました。

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