自転車で天橋立を駆け抜ける!
2020年6月7日(日)、帰省していた長女と親子3人で、以前から憧れていた京都丹後鉄道の豪華列車「丹後あかまつ号」に乗って西舞鶴駅から天橋立へ行くことができました。
天橋立に到着した私達は、まず知恵の文殊様を祀る智恩寺へ。
私達は今年の1月にここを訪れていますが、長女は初めてです。
智恵を授けるありがたい仏様・文殊菩薩にしっかり参拝。
お寺の近くの廻旋橋を訪れると、ちょうど大きく旋回しているところでした。
この辺りにはレンタサイクルの店が多く、長女はレンタサイクルと船のセット券を購入して、天橋立の対岸へ行こうと提案。
今日は豪華列車に乗ることは想定していたけれど、自転車は全くの想定外です。
でも天気がいいので、約3.2kmのサイクリングに挑戦することにしました。
久しぶりの自転車!(普段は全く乗りません)
前回1月に訪れたときは徒歩で半分まで行ってUターンしたのですが、
今回はいろいろな句碑などには目もくれず、ひたすら爆走となりました。
でもとても景色のいい海岸では、思わず長女も小休止。
白砂青松、絵に描いたような美しい日本の海岸風景です。
「日本の渚百選」「日本の白砂青松百選」など、たくさんの「日本百選」に選ばれている天橋立。さすが日本三景だけのことはあります。
この場所は天橋立の中心部だったのですが、他に人もいなくて、美しい海岸を独り占め!
休憩後は松並木の下の快適な道をひたすら走り、30分程で、天橋立の対岸に渡ることができました。
元伊勢籠神社で無病息災を祈る
天橋立を縦断し、自転車を返却してから訪れたのが、「元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)」。
ここも1月に訪れた場所ですが
今回は前回にはなかったものがありました。
それがこの「茅(ち)の輪くぐり」。
心身を清めて厄災を払い、無病息災を祈願する夏越の祓(なごしのはらえ)を象徴する行事です。
今はちょうど6月で、夏越の祓の時期なのですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、いつもより茅の輪くぐりがありがたく感じられました。
籠神社宮司のご先祖は、浦島太郎そっくり!
長女がいたため、前回は気づかなかった面白いものを発見!
それがこの銅像。最初は浦島太郎かと思ったけれど(『丹後国風土記逸文』に登場する浦島太郎=水江浦嶋子は、与謝郡筒川村の超イケメン)違っていました。
倭宿禰命(やまとすくねのみこと)という人物らしいけれど、一体誰?ということで調べたところ、天照大神の孫を祖先とする籠神社の神官(宮司)・海部(あまべ)家四代目という人物。
これは、神武天皇が吉備から大和を目指しているときに、明石海峡で出会ったという倭宿禰命の姿だそうです。
地元民(国津神)でこの辺りの航路はよく知っており、神武天皇が「味方にならないか」と誘うと快く応じ、道案内をしたのだとか。
そしてこの海部氏の祖神・天照大神の孫こそ、籠神社のご祭神である彦火明命 (ひこほあかりのみこと)だったのです! しかも主祭神!
私はこのことをよくわかっておらず、1月に訪れたときの旅行記では、祭神として彦火明命の名前を出しておらず、豊受大神(とようけおおかみ)と天照大神の2柱しか書けていませんでした。
私達が年内に二度もここに参拝し、しかも2回目で倭宿禰命の銅像に気づいたというのは、「もっとしっかり調べてよ!」という籠神社の主祭神・彦火明命 の神意だったのでしょうか。
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