新年あけましておめでとうございます。今年も当サイトをよろしくお願いいたします。
新しい年を、旅先で迎えた方も多いのではないでしょうか。
一昨年2021年末から私たちは沖縄に滞在し、2022年の元旦を沖縄で迎えました。
地元の関西で迎えるお正月とは違っていて、とても興味深かったのでお伝えします。
初詣の後は首里城へ! 火災からの復興はまだ半ば
首里城には2018年に訪れているのですが
その翌年10月31日の深夜の火災により、正殿を始めとする多くの復元建築と収蔵・展示されていた工芸品が全焼・焼失または焼損してしまいました。
あの火災後、首里城を訪れるのは初めてです。

首里駅からは、「上の毛(うぃのもう)公園ルート」を歩いてみました。

城壁に沿って散策ができ、首里の街が一望できるコースです。

城壁や守礼門などは昔のままでしたが

有料区間に入ると、

火災の跡が残っていました。

壮麗な正殿は、跡形もありません。

焼け残った龍の柱が展示されていました。

元はこんな姿だったのです。早く復元されればいいですね。

でも、地下に眠る世界遺産部分(首里城正殿遺構)は無事でした。良かったです。
首里城は新春イベント多数! 琉球国王と王妃の出御を見よう!
首里城ではこの日、新年を祝う数々のイベントが行われていました。
伝統芸能にも興味があったのですが、普段なかなか見ることができない「琉球国王・王妃出御」というのをぜひ見たくて、

世誇殿前(有料区域)で待っていました。

やがて国王と王妃が登場!

国王は中国風の、豊かなひげを蓄えた凛々しいお顔立ち。王妃は琉球独自の衣装や髪形で、こちらも美しい。

後ろ姿も素敵です。中国では赤が縁起よくめでたい色とされ、正月を祝う色とされていますが、琉球王国もその文化ですね。

琉球王国時代の正月儀式「朝拝御規式(ちょうはいおきしき)」(本当は王妃は参列しない)をイメージした儀式。

祭壇で国王が新しい年の平穏を祈ります。

本来なら儀式は御庭(うなー)で行われ、多くの参列者が整然と位階ごとにずらりと並ぶ大規模なものですが、まだコロナ禍が続いているので、国王が祭壇に祈りを捧げたり焼香するだけになっていました。

家臣が発する儀式の節目節目の掛け声も、中国語の発音で行われるそうです(生で見てみたい!)。当時の日本から見ると、まさに異国だったことでしょう。

国王・王妃のお帰りです。
なお、2023年新春も、国王・王妃の出御や「朝拝御規式」の一部再現など、充実したイベントが開催される予定です。詳しくはこちらをご覧ください。
他の地域では見ることができない、貴重な儀式の再現です。首里城の再建応援も兼ねて、ご覧になってはいかがでしょうか。
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