2022年12月30日(金)、福江島2日目です。この日は終日、五島タクシーの中野運転手に、島内を案内していただきました。
絶景!大瀬崎灯台 薄明光線で神々しさ倍増
玉之浦のNEWパンドラで昼食休憩を取った私たちは、
福江島の絶景スポットとして名高い、大瀬崎灯台へと向かいました。

海沿いの景色が美しい!
運転手さんがまず案内してくれたのは
大瀬崎展望台 高台。

初めて見た大瀬崎灯台です。

薄明光線(「天使のはしご」や「ヤコブのはしご」とも呼ばれる)のせいで、とてもドラマチックな光景でした。なんだかとても神々しい!

ここは映画『悪人』(ポスターは、NEWパンドラに貼ってあったものです)や、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』のロケ地となった場所。
『舞いあがれ!』では、ヒロインの幼馴染・貴司が失踪して立ち寄る場所(昔もらった絵葉書の灯台)として、この大瀬崎灯台の映像が使われました。運転手さんの話では、熱心な貴司ファンが聖地巡礼でこの灯台を訪れているそうです。

解説板によると、断崖にある横の縞模様は、川底の跡。「五島層群」と呼ばれる地層の模様で、砂の成分は中国の黄河と同じなのだとか。しっかり見てみたい地質マニアの方は、双眼鏡持参がお勧めです。
歩いてすぐの場所にある、大瀬崎灯台展望台にも行ってみました。

ここからの景色も最高! 東シナ海がとても美しい。灯台が入っていなくても

入っていても素晴らしい景色でした。ちなみに灯台に行くこともできますが(第2展望台駐車場付近から)、行きは下り道で20分、帰りは上り坂で40分かかるというなかなかハードな道のようです。夕日を見るには素晴らしいポイントですが、帰りが真っ暗になるので要注意。
今回は時間の関係で、大瀬崎灯台に行くのは断念しましたが、灯台からの夕日もいつか見てみたいなと思いました。
「オレンジロード」も有名だし、
福江島には夕日の名所が多いですね!(でも運転免許がないので、絶対タクシーは必要)
カトリック井持浦教会
次に訪れたのは、カトリック井持浦(いもちうら)教会。
この玉之浦地区の潜伏キリシタンは、他の場所と同様に大村藩から移り住んだ人々でした。彼らは五島藩製塩所の竈場(かまどば)で働いていたそうです。
この地は福江島の中心地から非常に遠いということもあり(当時は道路もあまりなかったから、浦沿いに船で行くしか交通手段はなかったかも)
福江島で唯一、明治初期の迫害を免れた場所なのだそうです。

玉之浦の美しい景色を車窓から眺めていると

一見レンガ造りのような教会がお出迎え。1897年にフランス人のペルー神父によって、レンガ造りの教会が建てられましたが

1987年の台風被害により、翌年、レンガ風タイル張りの教会として改築されました。

内部も見学することができました。

キリスト受難のレリーフや

教会の予定表もありました。

机の下をよく見ると、聖書があります。信者さん達が礼拝で使う聖書かな。生活に根付いている教会だなという印象を受けました。
実はこの教会を有名にしているのは、この教会の脇にある「ルルド」です。「ルルド」については、次回詳しく説明します。どうかお楽しみに。
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