2021年5月に、高知県香美市にある龍河洞を見学する機会がありました。
大自然が作る不思議な光景
龍河洞の「観光コース」には、奇妙な光景がいくつもありました。よく、鍾乳石が1cm伸びるのには100年かかると言われますが、その仕組みを説明してくれるパネルもあります。
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その近くには、下から伸びる石筍(せきじゅん)や石柱がずらりとならんでいました。
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この壮観な場所は「前の千本」です。
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隣接する「くらげ石」も、迫力ありますね。
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高さ6mもある見事な「裏見の滝」。裏側に回って見学することもできました。
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こちらは高さ6m、幅約4mの玉簾(たますだれ)の滝。小さな球を綴って作られる簾のように見えますね。
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往年の名横綱が、ここを通るときおへそを擦りむいた「双葉山のへそすり石」。ここが洞内で一番狭いところだそうです。
アップダウンのある洞窟内 歩きやすい靴と服装で行こう
ハードで着替えの必要な「冒険コース」や「西本洞コース」に比べると、「観光コース」は着替えもいらず、楽そうに思えたのですが、
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さらに進むと、こんな看板。
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そしてこの階段!「しんどい坂」まさにそのものでした。
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結構長い上り階段ですが、両側に手すりもあり、途中で休憩スペースもあったりするので助かりました。
一番大変な場所はこの「しんどい坂」でしたが。全長1kmというそこそこ距離のあるコースなので、歩きやすい服装や靴で見学してくださいね。
弥生人が暮らした生活の跡 必見「神の壺」!
坂を上ると、お釈迦様(右)と聖母マリア様(左)の形に似た鍾乳石が仲良く2体並んでいる
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「連星殿」や
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僧正を囲んで数人の僧侶が居並んで読経をしているような石筍が並ぶ「万象殿」があります。それを過ぎると、いよいよ龍河洞最大のみどころ「神の壺」のある「穴居第三室」に来ました。
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弥生人が水を汲むのに使っていたと思われる約2,000年前の弥生式土器が、炭酸カルシウムに包まれて
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化石のように鍾乳洞と一体化した(取れなくなってしまった)、世界にただ一つの壺!
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神の壺再現化実験も行われていますが、本当に気が遠くなる年月がかかりそうです。
プロジェクションマッピングにびっくり! オナガドリなど珍しい鶏も!
この場所を見学していた時、洞窟内でプロジェクションマッピングの上映が始まりました。
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上映時間は短かったのですが、なかなかの大迫力だし、
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まさか鍾乳洞で見られるとも思っていなかったので大興奮。とても素晴らしいアトラクションでした。
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弥生人の炉の跡や、
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石斧や鉄の矢じりなどが発見された「穴居第一室」(出口に近いため、雨風をしのぐ生活の場となっていた)を過ぎると出口です。
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外に出ると太陽がまぶしい!
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1931(昭和6)年に龍河洞の前人未到の部分(「記念の滝」上部)を発見した、高知県立南海中学校教諭・山内浩先生の銅像や
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小中学生のための岩石園、
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そして現在は休館中のようですが、当時は「龍河洞珍鳥センター」が営業しており、高知独特の珍しい「オナガドリ」や
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「土佐九斤(くきん)」など、たくさんの鶏の品種を見ることができました。
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鍾乳洞だけではない、アトラクションや見どころがてんこ盛りの龍河洞に大満足です!
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