南樽市場とは
2023年8月5日(土)、久しぶりで夏の小樽を訪問しました。運河や堺町本通りのレトロな建物を見学し、美味しいパンやスイーツを頂いた後は、
長女が教えてくれた、南樽市場(なんたるいちば)です。最初に聞いた時には、漢字が思い浮かびませんでした。
LeTAO(ルタオ)本店からは、徒歩15分ほどです。正式名称は「南小樽市場」ですが、通称の「南樽市場」の方が定着しているのだとか。
昭和初期に建設された、当時としてはとても近代的な市場でしたが、太平洋戦争で配給制度が始まると、市場は廃業。
終戦後は樺太からの引揚者らの救済も兼ねて再び市場が建設され、1968年に現在の建物に改築。この時も当時としては非常に近代的な市場だったようです。
海産物が充実している小樽市民の台所
この市場は古くから小樽市民の台所として知られているようで、
野菜、果物、肉類や
お惣菜を扱う店はもちろん(手前にあるのはザンギという、北海道特有の濃い味付けの鶏唐揚げです)
普段、このような市場ではなかなか見かけないコーヒー豆を扱う店もあってびっくり。
私の大好きな珍味があったり(貝ひも、いかくん、たこカマなど好きなものばかり!)
かまぼこの店があったりもします。後で知ったのですが、「揚げかまぼこ」が美味しいそうです。少し買えばよかった!
港町のためか魚介類の店が多く、圧倒されました。美味しそうなシャコやウニ(でもやっぱり手が出ない)やカニ、
スーパーと違って、まるごと尾頭付きで売られている魚が多い店もあるし(魚の全体像が分かって興味深いです)
大きなホタテ、新鮮そうなイカ、関西ではあまり見かけない真っ赤な花咲ガニも珍しい。
右端は丸干しニシン、その隣はホッケの開き。
ホッキ貝を初めて見たかもしれません。大きな二枚貝ですね。日本国内では主に加熱済みのむき身の冷凍状態で流通しているようですが(輸入品が大半を占める)、北海道や東北では広く食用とされているため、生や殻付きが売られているようです。
こちらもホタテや甘塩サーモン切り身と並んで、ホッキ貝が売られていました。美味しそう!
長女に教えてもらったハッカク(八角)。正式名称は「トクビレ」という魚で、横に切った時に断面が八角形になるそうです。
北海道や東北、富山湾で獲れる魚のようで、私は初めて知りました。栄養価の高い魚で、脂の甘味があってコリコリした触感なのだとか。今回の旅行では残念ながら食べる機会がなかったのですが、いつか食べてみたいです!
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