義経一行も潜んでいた?巌門洞窟へ
2021年6月、初めて能登半島を観光する機会がありました。
車を持っていないし運転もできない私たちは、今回タクシーを使って、能登半島の有名観光地を巡ります。まず最初に訪れたのが、能登金剛(のとこんごう)でした。巌門(がんもん)や鷹の巣岩を展望台から眺めた後は
海岸から巌門を見学することに。
駐車場から階段を下りていきます。
「幸せのがんもん橋」と呼ばれる橋も、ここから見るとなかなかすごい。
巌門洞窟の入口。
注意して階段を下りましょう。
洞窟に到着しました! 中は結構広いです。
ここに義経一行は潜んでいたのかな?
義経一行は何人だったのかよくわかりませんが、10人や20人くらいなら隠れられそうな広さでした。
小型の遊覧船が入っていった洞窟も、見ることができました。確かにこの幅だと、洞窟に入った船は方向転換できず、バックして戻るしかないですね。
鷹の巣岩も、海岸から見ることができました。
サスペンスドラマロケ地展望台
階段を上って駐車場へ戻る途中、面白い看板を見つけました。手書きっぽいのがちょっと気になるけれど
やはりこれは、行くしかない! 「幸せのがんもん橋」を渡るのは諦めて(夕日の時に行くといいそうです)、
サスペンスドラマロケ地展望台へ。実はサスペンスドラマ(2時間サスペンスなど)をほとんど見ないので、どんな場所かよくわからないのです。
展望台はここかな? 確かにあの崖の上で、誰かが海に突き落とされたり、偽装自殺工作をしたり、犯人が追い詰められて告白をしたりなど、色々ありそうです。
案内板も立っています。
鷹の巣岩は判別できるのですが、碁盤島がよくわかりませんでした。
あの崖の向こうにある島なのかな? 能登金剛遊覧船に乗れば、きっと教えてくれると思いますが、今は推測するしかありません。
哀しい歴史を秘めた松本清張歌碑
駐車場に戻る途中、松本清張の歌碑を見つけました。
「雲たれてひとりたけれる荒波を恋しと思えり能登の初旅」とあるようです。
1961年公開の映画『ゼロの焦点』(松本清張原作)がヒットすると、映画に影響されたのか、能登金剛付近で女性の投身自殺が急増。女性の霊を慰め、更なる自殺者が出ないようにと、能登金剛の巌門には、本作にちなんだ歌碑が立てられたそうです。
映画公開4か月後に建立されたこの歌碑ですが、歌碑の文字は松本清張直筆なのだとか。
ミステリードラマの終盤、関係者が崖の上に集結し、主人公と犯人が崖の上で対峙するというのは、1961年公開のこの映画が原型になっているようです。私は能登旅行の後、1991年版のTVドラマ(新藤兼人監督)を見ただけなので、「主人公と犯人が崖の上で対峙」というシーンはなかったのですが
ラストシーンはやはり崖と日本海でした(崖シーンの写真はこちら)。能登金剛がロケ地だったのかな? いつか機会があったら、今回の旅行で撮影した写真と、ドラマの背景を見比べてみたいです。
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