京都でポルトガル菓子を堪能できる店 カステラ・ド・パウロ

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リスボンから北野天満宮へ、珍しいポルトガル菓子の店

京都でスイーツと言えば、どうしても和菓子のイメージが強いのですが、実は美味しい洋菓子店もたくさんあります。そしてなんと、全国的にも珍しい、ポルトガルのお菓子が味わえる店もありました。

それが「カステラ・ド・パウロ」という店。

北野天満宮の大鳥居の横にありました。

昨年『日立 世界ふしぎ発見!』で紹介されていた店なのですが、

20年前、リスボンでこのお店を訪ねたことを思い出しました。この店のオーナーは、以前長崎でカステラ修行をしたポルトガル人のパウロさん。南蛮人が製法を伝えたというカステラ(ポルトガル語では「パォンデロー」)をポルトガルに里帰りさせたいと、当時リスボンで『Castella do Paulo 菓子店』を営んでおられました。

リスボン到着翌朝に、朝7時から営業していたこの店でカステラを購入し、ホテルで美味しく頂いたのもいい思い出。親日家のパウロさん(奥様は日本女性)は日本語の案内も作ってくれたので、気軽にあれこれ買い物ができたのも懐かしい。

異国情緒あふれる店内

リスボンで店を営んでいたパウロさんご夫妻ですが、「今度は日本の皆様に卵黄をたっぷりと使った、素朴で温かなポルトガルのお菓子を食べていただけたら…」という想いがあり、日本に帰ってこられたようです。

私たちは2階のカフェスペースに案内されたのですが、北野天満宮大鳥居横の元造り酒屋(「この花」)の蔵を改装した店なので、2階がとても広い!

ポルトガルの民族衣装や、アズレージョ(絵タイル)などの民芸品、

伝統的なお菓子などが展示されていました。

BGMは、本当に久々に聞くファド(ポルトガルの民族歌謡)。ポルトガルが懐かしくなります。また行きたい!

お菓子に解説がついていると、嬉しいですね。ちなみにこれは、ミーニョ地方のパォンデローです。大きい!

プレートセットが面白い

昼食をここで摂ろうと思っていた私たちは、ビファーナ(豚肉サンド)ランチプレートを頼む予定だったのですが、今日はないと言われて、食文化比較プレートやポルトガル軽食プレート、おすすめ3点プレートにしました。

(右の)食文化比較プレート(税込850円)は、3種類のパォンデローと、日本のカステラ盛り合わせ。大きな三角の「ミーニョ地方のパォンデロー」(先ほど説明付きで展示していたお菓子)と、その奥にあるおなじみ日本のカステラ、素焼きの容器に入っているのは、半熟タイプのベイラリトラル地方の、

(下手前)その右に小さく見えるのが、やはり半熟タイプのエストレマドゥーラ・リバテージョ地方のパォンデロー。

本来はじっくり食べ比べるのでしょうが、3人で慌ただしくシェアしたので、何が何だかよくわからない状態。でも半熟タイプのは日本では珍しく、もう少し食べたいなと思いました。

ポルトガル軽食プレート(税込800円)は、日替わり野菜スープにアレンテージョ地方のチキンパイ、そして私たちが大好きなバカリャウ(干しタラ)コロッケ(上の左)。

おすすめ3点プレート(税込850円 上の左)は時計回りに、ナタ(エッグタルト)にマミーニャシュ(「若き修道女の乳房」というすごい名前! とにかく柔らかい)プディンデジェーマ(卵黄だけで作った濃厚プリン)。まだまだ知られていない、美味しいお菓子がポルトガルにはたくさんありそうです。

缶入りのヴィーニョ・ヴェルデにびっくり!

飲み物は長女と相談して、ヴィーニョ・ヴェルデ(微発泡白ワイン 税込700円)を注文。

すると、缶のワインが来たのでびっくりしました。世界的に有名な、ポルトガルの猫ラベルワイン「ガタオ」シリーズに缶ワインが登場したのだとか。コルク栓より開けやすくて、手軽で、飲みきりサイズです。

「ヴィーニョ・ヴェルデ」は日本語に直訳すると、「緑のワイン」。長女はもっと緑色かと思っていたようですが、缶には「WHITE WINE」と書かれているし、こんなものなのでしょう。

今回はポルトガル菓子が中心でしたが、また今度は「ヴィーニョ・ヴェルデ」の違う銘柄も飲んでみて、色や味なども飲み比べてみたいです。

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