冬の松江旅1  宍道駅から縁結びの聖地・松江の八重垣神社へ  

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大都会松江を実感

2024年2月11日(日)、奥出雲町の出雲三成(いずもみなり)駅から、宍道(しんじ)駅経由で松江駅に到着。

この日は天気が悪く、宍道湖も昨日に引き続いて雨模様。

宍道駅から乗った山陰線は、出雲三成から宍道駅まで乗った木次(きすき)線より、はるかに乗客が多く(少し混んでいる)、時には貸切状態(多くて乗客10人前後)だった木次線がまるで夢のよう。

松江駅を降りると、スタバはあるし

昔は百貨店(一畑百貨店)もあったし

バスやタクシーがひっきりなしに通っているし(しかもかわいいバスまで!)、ビルが林立してるし。松江って大都会だったんだとしみじみ実感。

縁結びの聖地・八重垣神社

松江でまず向かったのが、八重垣神社。祭神は、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した素戔嗚尊(すさのおのみこと)と、彼によって大蛇から救われて彼の妻となる奇稲田姫(くしいなだひめ)、そして彼らの曾孫のまた曾孫(六世の孫)大己貴命(おおなむちのみこと)=大国主命(おおくにぬしのみこと)です。

昔、NHKのTV番組『新日本風土記』で「出雲」の特集があり、その時に紹介されていた場所の1つが、八重垣神社でした、もう13年前のことですが、初めて見た時のインパクトが強く、夫も私も行きたかった場所でした。

幸い松江には市バスがあり、八重垣神社行きは、4番乗り場から発車。気になるバスの本数も、1時間に1本程度はありそうです。交通の便がいいことの素晴らしさを、改めてかみしめます。

しかもありがたいことに、八重垣神社はバス停のすぐそば! 急な石段などもありません。

雨が降っているのに、3連休の為かそれとも有名な縁結びパワースポットの為か、予想以上の参拝者の数。しかも拝殿で祈祷してもらっている人が割と多いのです。拝殿からは途切れることなく、神楽の音色が聞こえます。出雲では、神楽や神様たちが日常の暮らしに溶け込んでいるなと思えました。

拝殿と本殿の左脇には、中央に水の神を祀る貴布禰(きふね)神社、右側に手摩乳(てなづち)神社。手摩乳とは、奇稲田姫の老母です。

右脇には、奇稲田姫の老父を祀る脚摩乳(あしなづち)神社(中央)と伊勢宮が鎮座。

境内にあった案内板によると、八岐大蛇を退治した素戔嗚尊は、姫の両親である脚摩乳と手摩乳の許しを得て姫と結婚し、略奪結婚から正式結婚への範を示したとか。とするとこれ以前には、日本では略奪結婚が普通だったのでしょうか。八重垣神社の公式HPには、略奪結婚の話は何も書かれていませんが。

御朱印(300円)も頂いたのですが、実は八重垣神社のすごさはこの後訪れた場所にあったのです。それはまた次回のお楽しみに。

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