親不知ピアパークの「ピア」とは
2024年3月25日(月)、初めて新潟県糸魚川(いといがわ)市を訪れた私たちは、駅前のホテルジオパークをチェックアウトし、糸魚川駅からえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインで、親不知(おやしらず)駅へ移動しました。目的は、ヒスイ探しです。
NHKの『ドキュメント72時間 新潟 ヒスイ探しの海岸で』という番組でも紹介された、道の駅親不知ピアパーク近くの海岸へ徒歩で向かい、1時間以上ヒスイ探し。
ところでこの「親不知ピアパーク」のピアって何の意味か、少し気になっていたのですが
海岸沿いの案内板で、ちゃんと説明されていました。「ピア」とは「橋脚」のことで、世界初の海上インターチェンジである親不知インターチェンジの橋脚の下に、この道の駅はあるのでした。
道の駅の広場にある橋脚には、アート作品もはめ込まれていて、殺風景な立地条件に潤いを与えていました。
濃厚なカニ汁に舌鼓
海岸を1時間以上さまよった私たちですが、残念ながらヒスイにはご縁がなく、寒くなるばかり。でも道の駅の施設は、ほとんどが10時営業開始なのです。
その中で、「親不知おさかなセンター」は開店準備中にもかかわらず
快く(?)私たちを迎えてくれました。この近くの漁港で獲れた魚です。最近滅多に見なくなったイカや
初めて見たゲンギョ(幻魚 ゲンゲとも)の姿が! ゲンギョは日本海で獲れる深海魚だそうです。
でもやっぱり心そそられるのは、カニかな。
寒かったので、カニ汁の看板にとても心がそそられ、注文してみました。
それがこちら。暖かいし香りはいいし、カニの出汁が濃厚に出ていて(身も予想以上についていました)、1杯500円ですが、お値段以上かもしれません。これを食べているうちに、他の施設が営業開始する10時になりました。
世界一のヒスイ巨岩に息をのむ
私たちがまず向かったのは、「翡翠ふるさと館」という施設です。
ここには、世界一のヒスイ巨岩があり、まずその大きさに圧倒されました。重量は102t!
もちろん、国の天然記念物。これがすべて、ヒスイだとはびっくりです。古代の人がヒスイに祈った、不老長寿のパワーに、少しでもあやかれるかな?
昨日糸魚川駅前の「ヒスイ王国館」でヒスイの原石に触れ、ヒスイはつるつるすべすべの手触りだと思っていたのですが、この原石は磨かれていないざらざらの面でも、ヒスイなのです(磨けばきれいなヒスイになる)。
元々この石は、青海川上流の「橋立ヒスイ峡」にあったものですが、
盗難防止のため、特殊車両や船でここまで運ばれ、展示されているのだとか。
このヒスイ巨岩の展示のほかにも、親不知海岸で採れたヒスイ原石の展示や
親不知の地形模型などもありました。いつか自分の目で、本物の絶景を見たいものです。
お土産処レストピアで見た、気になる表示
最後に、レストランも兼ねている「レストピア」で、お土産を見てみました。
その中に、気になる表示のある品物を発見!
なんと、今世間を騒がせている「紅麹」が使われていることを、大々的にアピールしている商品があったのです。
まぁ今問題になっている紅麹は、某薬品会社製造のもの限定ですが、ちょっと心配になりました。今もこの表示は、あのまま店頭に飾られているのかな。
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