春の金沢歩き旅3  江戸時代の面影が残る長町武家屋敷跡

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江戸時代にタイムスリップ! 長町武家屋敷跡

2024年4月20日(土)、久々に金沢を訪れた私たちは、「忍者寺」という別名もある妙立寺(みょうりゅうじ)を見学し、グリルオーツカで金沢名物料理の「ハントンライス」ランチを頂いた後

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2024年5月11日

近くにある、長町武家屋敷跡を散策しました。

江戸時代に加賀藩士たちが暮らしていた屋敷跡が残っている場所で

今でも当時の面影を残す町並みが遺されています。

路上には、加賀前田家の梅鉢紋! 前田家は菅原道真の子孫を称しているため、この家紋なのだとか(畏れ多くて踏めない)。

こういう土塀の町並みはいいですね。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。

公民館も、なかなか素敵な建物でした。

旧加賀藩士高田家跡を見学

せっかく来たのだからと、旧加賀藩士高田家跡(無料)を見学しました。

ここは中級節の武家屋敷跡ですが、

仲間(ちゅうげん)や小者(こもの)と呼ばれる武家奉公人(門番や馬の世話、武士の供などに従事)が住み込む長屋を、

門の両脇につけた「長屋門」が認められており、

大きな池を中心に広がる立派な庭園があるなど、中流階級クラスでこれなら、上流武士の邸宅はどれだけ立派なのだろうと思いやられます。

枝ぶりの立派な松や、ちょうど盛りの桜なども咲いていて、気持ちよく休憩することができました。

大野庄用水の清流

このような武家屋敷の庭園の池などに、水を提供しているのが、大野庄用水。

長町武家屋敷跡周辺には、土塀沿いを流れています。

訪れた時には、かなり水音も高く、流れが速かったので少し迫力がありましたが

町並みにアクセントを添えています。

この用水は、江戸時代には灌漑や物資運搬、防火、融雪など幅広く利用されていたようですが、金沢城築城に際しても、材木運搬に利用されるなど大きな役割を果たしました。夏には蛍も見られるとか。見てみたいな。

武家屋敷跡にある素敵なお店

この界隈には普通の住宅も多いのですが、武家屋敷跡を利用した素敵なお店もありました。

このお店は、九谷焼のお店(鏑木商舗)。石川県の伝統工芸品である九谷焼は

『赤、黄、緑、紫、紺青』の「九谷五彩」によって描かれる色絵が特徴。とても華やかですね。店内では、外国人観光客の姿もみかけました。

九谷焼のミュージアムやカフェなども併設されているようです。

この店の近くには、城下町らしい、不自然に急に曲がった道もありました。

碁盤の目の町京都だと、ちょっとあり得ない道かもしれません。妙立寺を訪れた時も感じましたが、外様の大藩である加賀藩は、いざという時に備えた街づくりをしっかり行っていたようですね。

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