観光客が行かない京都  菅原院天満宮から平安女学院へ

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菅原道真の生誕地・菅原院天満宮

2024年10月17日(土)、久々に京都へ。目的の1つが、以前購入して気に入った下立売通の「山中油店」で購入した胡麻油を、再び購入すること。

『光る君へ』ゆかりの京都巡り14  平安時代の御所の跡地にある老舗・山中油店

2024年2月6日

今回は地下鉄の丸太町駅から、歩いて向かうことにしました。

余り観光名所として有名な寺社がなさそうなコースだったのですが、地下鉄の駅を出てすぐに、菅原院天満宮という神社がありました。

京都御所の筋向いです。

初めて知ったのですが

あの、菅原道真が生まれた場所なのだとか(諸説あります)。、道真の祖父から親子3代、ここに邸宅があったと言われています。

上の写真中央の石燈籠は、道真が愛したものだそう。

菅原道真やその父、祖父の三代をお祀りしている拝殿に参拝した後

菅原道真産湯の井戸を見学。

24年前(2010年)に改めて採掘され、地下水が湧き出していて、

参拝者も飲めるようになっていました。飲んでみようかとも思ったのですが、雨がかなり降ってきたので今回は断念。

謎の梅宮大神

ところでこの神社では、拝殿よりも目立っているのではないかと思われる末社がありました。

それが、この梅丸大神(合祀社の左側に鎮座。右側は和融稲荷だそうです)。こちらも初めて聞く神様だったのですが、がん封じ、腫物等の皮膚病にご利益があるらしい。「梅丸」とあるから、梅を愛した菅原道真に関係ある神なのでしょうか?

この石(病気平癒石)を撫でて、体の悪いところをさするのが参拝作法。病人の代わりに参拝する場合は、社務所でガーゼハンカチを購入して、石を撫でます。絵馬を見ると、なかなか深刻な願いもありました。

梅丸大神がいつ鎮座されたかは謎で、系譜も謎。ここでしか祀られていない神なのでしょうか。説話に出てくる、都の流行神かも知れません。平安時代の流行神でもあった天神様と、新しい流行神である梅丸大神が同居しているのも面白いなと思いました。天神様に学問上達を願う人と、梅丸大神に病気平癒を願う人と、現代ではどちらが多いのかな?

巨大絵馬とレンガ造りの聖アグネス教会

謎なのは梅宮神社だけではなく、参拝を終えて北に向けて歩き始めた時にふと見つけた、2階建ての建物(多分神社の建物)にある巨大絵馬も、なぜここにあるのかちょっと不思議。

「昔話絵 十二支じゆん」と書かれ、大きな黒い牛を中心に、よく見ると小さな鼠と猫がいます。なぜ猫が、十二支にいないのか、なぜこの順番なのかを説明した、昔話を題材にした絵馬だったのですね。

この神社に隣接して聖アグネス教会(平安女学院京都キャンパス敷地内)があり、

同じく敷地内には、織田信長が最後の室町幕府将軍・足利義昭の御所として建設した「旧二条城跡」の石碑もありました。

少し歩いただけで、こんなに由緒ある神社や名所旧跡に出逢えるなんて、京都はやはり、奥が深いなと感じました。

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