花手水も美しい丹生都比売神社
2024年11月11日(月)、読売旅行で
世界遺産登録20周年記念 高野山奥之院めぐりと丹生都比売神社 日帰り(1人9,730円)
に参加し、道の駅くしがきの里(和歌山県かつらぎ町)で最初の休憩をとった私たちは、
次の目的地・丹生都比売(にうつひめ)神社(和歌山県かつらぎ町)へ。
このツアーに参加する動機にもなった、丹生都比売(にうつひめ)神社(和歌山県かつらぎ町)には、11:05に到着。
丹生都比売神社は、高野山を弘法大師空海へ授け、高野山の総鎮守、真言密教の守護神となった女神・丹生都比売大神を祀ります。
紀伊国一宮の一つとされ(紀伊国は、一宮が三社ある)、外鳥居は、神仏習合の性格を色濃く残す神社に多い「両部(りょうぶ)鳥居」(2本の柱の前後に低い控え柱を設け、貫(ぬき)で連結したもの)というスタイルです。
赤い輪橋(太鼓橋)も印象的。現在の橋は、豊臣秀吉の側室・淀殿が寄進した橋だそうです。普段は渡れるようなのですが
今回はしめ縄が張られていて、通行禁止になっていました。橋板の損傷のために、閉鎖しているとのこと。渡りたかったな。
輪橋が架かる鏡池には、人魚の肉を食べて不老不死になったとされる八百比丘尼(やおびくに)が、この池の小島に宝鏡を納めたという伝承があるそうです。あの島かな?
さらに進むと、立派な楼門。
左右には美しい花手水(はなちょうず)があって、思わず見とれてしまいました。バラが中心のようですが、品種がそういうものなのか、あまりバラの香りはしませんでした。
本殿と佐和神社
楼門で参拝すると
七五三参りをしている家族連れに遭遇(外国人観光客は大喜び)。
社務所では、衣装レンタルもできるようです。
楼門の左側へ進むと、檜皮葺きの四つの屋根が見えます。これが本殿。
丹生都比売大神以下、四柱の神々が祀られています。
楼門の左手には、摂社の佐和神社。この辺り(上天野地区)の諸社を合祀した神社です。
境内の東にも見どころがいっぱい!
境内の東側には、少し広い空き地があり、何やら道しるべも立っています。
集合時間が気になるのですが、道しるべも気になって、人のいない方に行ってみると
思いもよらないものがいっぱい!
これは、吉野の大峯へ入峯する修験者が建てた「大峯修験者の碑」。石造の五輪卒塔婆です。
こちらは、江戸時代前期に建立された光明真言板碑。梵字の光明真言が時計回りに円を描いて刻まれています。
そして、修験道の開祖・役行者を祀る祠。神社より北東に位置した脇ノ宿にありましたが、大正時代にこの場所に移されました。いずれも神仏習合や修験道に関するもの。純粋には「神社」ではないから、この場所にひっそりとたたずんでいるのかな。
最後に、コミュニティバスのバス停を駐車場近くで発見。公共交通機関でも、頑張れば訪れることができそうだとわかりました。
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