ローカルな雰囲気も漂う南大門市場
2024年12月8日(日)。ソウル滞在最終日に、南大門市場「カルグクス通り」の南海食堂で朝食を堪能した私たちは
そこから歩いてソウル駅近くにある、ロッテマートZETTAPLEXソウル駅店でお土産を購入することにしました。食事を終えてカルグクス通りを出ると、ぽつぽつ店も営業開始。
屋台も増えてきました。
私の大好物の柿! 1万ウォン(1,073円)で10個っていうことかな? 安いかも。
雑貨や衣類を扱っている店もたくさんあります。
卸売りのような店や、漢方薬中心の店、土産物店などもあってローカルな感じもしました。
ソウル路7017と新旧ソウル駅
南大門市場からソウル駅までは、
徒歩で15分ほど。驚いたのは、ソウル駅まで続く長大な高架橋があったことでした。
「ソウル路7017」と呼ばれる道路で、ソウル駅の南側を東西にまたぐ古い高架道路(1970年開通)を、2017年に歩行者専用の公園にしたスポットだそう。それぞれの西暦年の下二桁の数字が、名前の由来ですね。
それにしても広い道路です。いったい何車線あるのかな? 数えてみると、12車線ありそうなのですが、これで正解かな? 名古屋の「100m道路」よりも広いのかな?
以前は自動車専用道路だったようですが、今は歩行者専用道路になっていて、植物もありました。
ここから見ると、今まで地下鉄利用だったので見ることがなかった、ソウル駅の全貌がよくわかります。とても印象的なのが、このレンガ造りの建物ですが、これはソウル駅旧駅舎。
東京駅と同じような西欧風レンガ造りの建物なので、東京駅に似ているのかな?と一瞬思ったのですが、よく見るとデザインは似ていません。日本人の設計なのですが、ドイツのルツェルン駅をモデルにしているようです。日本統治時代の1925年に完成した旧駅舎は史跡に指定され、現在も駅舎としての役割を保っているとのこと。
一方の新駅舎は、上の写真一番左のガラス張りの建物。今回私たちが目指すロッテマートは、旧駅舎と新駅舎の間にあるのでした。
ここにもあった朝鮮独立運動家の銅像
ここに来るまでに、明洞(ミョンドン)近くで独立運動家・羅錫疇(ナ ソクジュ 1892~1926)の銅像を見たのですが
ソウル駅前にも、手榴弾を持った独立運動家らしき銅像がありました。
日本語が書かれていないので、誰なのかわかりません。
後で調べたところ、姜宇奎(カン ウギュ 1855~1920)という人物で、1919年、朝鮮総督に就任した斎藤実(さいとう まこと)を暗殺しようと、ソウル駅(当時は「南大門駅」)で手榴弾を投げました。しかし斎藤はほとんど被害を被らず、周囲にいた警察や記者、民間人など37名が死傷しました。姜宇奎は現場から逃走したものの逮捕され、翌年処刑されています。
この銅像は、募金や政府支援金で2011年に建立されました。偶然通りかかって見つけた銅像ですが、私たちが知らなかった日本統治時代の歴史を、また1つ知ることができました。
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