日月潭行きのバスで異変
9月28日(日)、台湾旅行2日目です。この日は台中駅前から南投客運のバスで日月潭へ移動し、観光を終えてから台中へ戻り、列車で台北に移動する予定でした。
台中駅から近いホステルSu Taichung Hostel – Self-service Lodge(巣旅宿)に宿泊し、
始発のバスに乗る予定だったのですが、あいにく切符は売り切れてしまい(前日に購入すべきだった?)第2便のバスになりました。私は当選したiPassが使えたのですが、家族分を支払うことはできませんでした。
1時間ほど予期せぬ待ち時間があったので、仕方なく、近くにある(徒歩3分)朝の台中公園を散歩。
ボートがまだ営業していないので、池も静かだし
リスの姿もよく見かけました。予想していなかったリラックスタイム。
再び南投客運のバス乗り場に行くと、なぜか予想していた大型バスではなく、ワゴン車に乗せられました。
本当に日月潭に行くバスなのかな?と、とても不安になりました。嫌な予感は的中し(れっきとした南投客運のバスですが)、日月潭の近く(多分「魚池」という場所)で全員降ろされてしまいました。運転手から、「今日は日月潭で年に1度の水泳大会があり、何万人も泳ぐから、バスは(日月潭まで)行くことができない」という説明があったのですが、そんな水泳大会があるなんて全く知らなかったし、そもそもこれからどうしたらいいかわからないので、パニック状態。
年に1度のイベントに遭遇したからLucky(ラッキー)。でも日月潭に直接行くことができないからPoor(可哀そう)。運転手さんに「Poor or Lucky?」と聞かれたけれど、よく考えたら、この台湾旅行って運不運が紙一重。
「Poor or Lucky?」深い言葉です。
選手たちと専用バスで日月潭へ
運転手さんといろいろ話しているうちに、一緒に乗ってきた台湾人グループを見失い、どうしようかと思っていたら、同じ道を歩いていた人や、警備員さんが色々教えてくれて、日月潭へ向かう水泳大会用のシャトルバス乗り場を見つけました。
しかし水泳大会参加者で、すごい行列! 水泳大会の正式名は「⽇⽉潭国際萬⼈遠泳カーニバル」で、⽇⽉潭で最も歴史のある(今年で43回目)、規模の大きな年に1度のイベントらしい。
毎年中秋節前後に、国内外から多くの人が、この大会に参加するため集まるのだとか。交通規制も仕方ないかな。
並んでいるのは、細長い三日月形の浮き輪(全員必須の「魚雷浮標=フロートブイ」)を持った、大会参加者がほとんど(タトゥーの人も多い)。それに時たま、私たちのような、戸惑っている観光客が混じっています。並ぶこと50分ほどで、やっとバスに乗ることができました。
ここから水泳大会のスタート地点「朝霧埠頭」まで、無料のシャトルバスが、ピストン輸送。
バスから降りると、参加者たちはチェックイン場所へ急ぎます。
私たちが湖岸を歩いていたら、水泳大会のスタート場所が見えました。まさしくカーニバル!
対岸の徳化社埠頭上岸まで3kmの距離を泳ぎ、今年は2万人以上が参加。参加者の中には、75歳の馬英九元総統(12回目の参加)もいたとか。台湾人にとって、必ずやってみた方がいい事の1つがこの水泳大会らしく(後の2つは「(台湾最高峰の)玉山登頂」と「自転車での台湾1周」)、通りすがりの外国人旅行者にまで、大会の熱気は感じられました。「Poor or Lucky?」と尋ねられたら、やっぱり「Lucky」だったのかな。






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