アヴィニョンからポン・デュ・ガールへ VELTRAプライベートツアー体験1

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VELTRAプライベートツアー

アヴィニョンはとても美しい街なのですが、郊外にも見どころが多く、公共交通機関では効率よく回ることができないため、夫が事前にネットで調べ、VELTRAというサイトを見つけました。

ここは113カ国338都市でツアーを展開しており、私達はアヴィニョン発の貸切チャーター(プライベートツアー)を利用することにしました。

日本語ドライバー(英語ドライバーも選べます)の4時間コースを選択し、基本のコースをベースにメールで連絡を取りながら、コースを確定していきます。

プライベートツアーなのである程度こちらの希望も聞いてくれ、本来なら、旧市街城壁内部のアヴィニョン観光案内所前で集合・解散なのですが、それも変更可能です。

確定したコースがこれ。

ホテルロビー集合(8:00)→ポン・デュ・ガール(古代ローマの水道橋)→レ・ボー・ド・プロヴァンス(山の上にある小さな村)→サン・ポール・ド・モーソール修道院(ゴッホが入院していた精神病院)→サン・レミ・ド・プロヴァンス(プロヴァンスの小さな町)→アヴィニョンのサン・ベネゼ橋手前(12:00)

私達は4人なので1台の車をチャーターし、費用は240ユーロでした。

当日来てくださったのは、現地にお住いの日本人女性ドライバー。

早速、アヴィニョンとニームの街の中間にあるポン・デュ・ガールを目指しました。

車窓には、美しい田園風景が続きます。

古代ローマの水道橋 ポン・デュ・ガール

フランス南部・ガール県のガルドン川に架かる水道橋である。ユゼスからニームへ水を運ぶための水路の途中にあり、古代ローマ時代・紀元前19年頃にアウグストゥス帝の腹心アグリッパの命令で架けられたと考えられている。

『ウィキペディア』

現在のフランスやベルギーなどを中心とする地域は古代にはガリアと呼ばれ、古代ローマ帝国に支配されていました。

古代ローマ帝国の遺跡は、アルルにもたくさん残っています。

アルルの街に今も息づく、古代ローマ時代の遺跡 

2017年7月1日

でも水道橋の遺跡を見るのはこれが初めてで、その壮大な眺めと古代の技術力に圧倒されました。

川の水面からの高さは49m、全長275m。

世界で最も保存状態の良い水道橋の1つで、フランスではとても人気のある観光地だとか。

1,000人の労働者が15年間、建設に携わったのではないかといわれています。

500年間もの間、飲料水を運んだというインフラ設備の素晴らしさは、まさに「文明」のありがたさを、ガリアの人々に知らしめたことでしょう。

実用性ばかりでなく、アーチの連続なのに、上段・中段・下段それぞれでアーチの大きさを変え、単調さをなくしているなど、美しさについての追及も感じられました。

18世紀に下段アーチの横に新しい橋が建設され、安全に橋を渡ることができます、

橋を渡れるとは思っていなかったので、ちょっと感激。

橋の上からの景色です。

橋の表面には、あちこちにアルファベットや数字が彫られていますが、これは石工がサインと日付を記したものだとか。

朝まだ早い時間帯だったので、ほかの観光客も少なく、写真撮影には最適だったのですが、ミストラル(プロヴァンス地方の強い北風)のため、とにかく寒い!

夏なら川岸に降りたりするのも、面白そうだったのですが、冬は寒すぎです。

さすがに犬は寒さに強そうで、元気に散歩していました。

ユネスコやEUの協力で、入り口近くにはビジターセンターも建設されています(下の写真左の建物)。

昔は自動車で混雑し、土産物屋も建ち並んでいたらしいですが、今は歴史的な景観に配慮された、静かなたたずまいでした。

ビジターセンターの売店では、古代ローマの歴史や土木技術を解説した、子供向けの絵本などもたくさん売られていて(フランスでは古代ローマがとても身近なんだなと実感)、英語やフランス語が分かれば、買いたかったなと思いました。

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