冬の函館 雪の坂道と洋館巡り4 元町の教会群 内部拝観希望なら、拝観時間に注意!

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函館ハリストス正教会へ

私達が函館を訪問したのは昨年12月24日(土)の、クリスマスイブの日でした。

元町には、旧函館区公会堂や函館市旧イギリス領事館という二大洋館の他に、たくさんの教会があります。

この辺り一帯は、函館市元町末広町重要伝統的建造物群保存地区として、開港地函館の歴史を伝える異国情緒豊かな町並みになっていました。

開港地函館には、カトリックやプロテスタント、そしてロシア正教会など、さまざまな宗教を信じる人々が函館に集まり、彼らの祈りの場として次々に教会が建てられたようです。

でも洋館をのんびり見学し、雪道をこわごわ歩いているうちに、教会の内部拝観時間が終わってしまいました。

カトリック元町教会の拝観時間は、10:00~16:00。無休ですが、日曜の午前中や教会行事の場合は見学不可。

私達も屋根だけ見るしかありませんでした。

ロシア正教の函館ハリストス正教会です。拝観時間は10:00~17:00ですが、土曜は10:00~16:00、日曜は13:00~16:00で、教会行事の場合は見学できないこともあります。

教会へ続く階段が、少し雪かきされていたようだったのがありがたかったです。

ハリストスとは、ギリシア語やロシア語で「キリスト」のこと。鐘楼から鳴り響く鐘の音も函館名物らしいのですが、この日は聞くことができませんでした。

それにしても、曇り空のせいでしょうか、16時でこの暗さ。

北国なんだなと実感します。

チャチャ登りと函館聖ヨハネ教会

せっかく函館ハリストス正教会に行ったのに、内部拝観時間に間に合わず、悲しい思いをしていたのですが、予想外の光景が見えました。

夜景で有名な函館山って、この近くだったのです。

ロープウェイが見えるということは、このまま進んでいけば、ロープウェイの駅にたどり着く可能性が大きい!

函館の夜景をいつ見に行こうか全然考えていなかったのですが、ちょうどいい。今から行くことにしました。

あともう1つは、この建物。

調べてみると、北海道で最古のプロテスタント教会である函館聖ヨハネ教会であることがわかりました。

せっかくだから近くまで行くことにしましたが、途中にこのような標識がありました。

「チャチャ登り」というこの坂は、函館では珍しいアイヌ語の地名です。

チャチャとはおじいさんのことで、この坂が急なため、前かがみに腰を曲げて登る姿が老人に似ていたことから「チャチャ登り」と名づけられたそうです。

って、この坂、登るんですか?? 雪があるのに?? 登ったら降りないといけないのに!?

でもこの坂の途中に、函館聖ヨハネ教会があるので、泣く泣く登りました。

さすがにいい写真が撮れました。

チャチャ登りを一番上から登り、そこからこの教会を見下ろすと、教会が十字の形になっているのがよくわかるのだとか。

でも、雪のない、夏の時期にやってみたいな。今日は絶対やりません。

度重なる火災で焼失し、現在の建物は1979年に再建されたため、建物の四方に十字架があしらわれたとてもモダンなデザインでした。

ここも内部拝観はできますが、5月1日~11月3日のみで、要事前予約だそうです。当然私達は見学断念。

せっかくのクリスマスイブだったのに、教会を全然拝観できないというのは、なんだかちょっと間抜けなような気もしましたが、ありがたいことに、ここを左折すると函館山ロープウェイの山麓駅が目の前でした。

雪の坂道を降りなくて、本当によかった!

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