2022年10月10日(月)、東京街歩き最後の日。この日のスタートは築地からです。
中央卸売市場が去ってもにぎわう築地
築地と言えば、豊洲への移転で注目された東京都中央卸売市場があった場所。
インド風の築地本願寺も印象的です。中央卸売市場が移転して、築地はさみしくなったかなと思っていたのですが
まだまだ元気でほっとしました。
観光客の姿も予想以上に多くてびっくり!(上の写真は、テリー伊藤のお兄さんが社長をしていた玉子焼きの老舗「丸武」)。
中国人観光客に向けての商品説明もありました。インバウンドが戻ってくればいいですね。
この日は祝日で豊洲の中央卸売市場も築地の場外市場も休みなのですが、それでも開いている店がちらほらあって、ここで朝食を食べるのもありかなと思いました。
高層ビルと日本庭園のコントラスト 浜離宮恩賜公園
続いて訪れたのが、浜離宮恩賜公園。
再開発が進む築地や汐留の中に、突如現れる日本庭園です。
6代将軍・徳川家宣(いえのぶ)の時代に将軍家の別邸となり、明治になって皇室の離宮となりました。昭和21(1946)年東京都に下賜され、有料で公開されました。といっても大人300円という良心価格設定です。
外国人観光客を乗せたバスが1台来たものの、いまにも降りそうな天候なので、日本人観光客を含め人は少なめでした。
この池は「潮入の池」という、都内の江戸時代から残る庭園で唯一残る海水の池。潮の干満による風景の変化を楽しめるらしいのです。それ以上に、向こうに見えるタワーマンションとのコントラストがすごい!
池の中に架かる「お伝い橋」や中島の茶屋(いずれも昭和に復元されたもの)で、夕涼みや月見が行われていたようです。こちらには汐留の高層ビル群が見えますね。
どちらを見ても、必ず高層ビル群が視界に入ります。京都では考えられない光景かも。
竹芝桟橋が近いため、時折聞こえる船の汽笛に誘われて海の方に行ってみると、船が何隻が停泊していました。
このかっこいい船は、松本零士氏がデザインしたというTOKYO CRUISEの船みたい。
こちらは東京水辺ラインの水上バスかな? 5日前に八丈島に行くべく、竹島桟橋を出港したことを思い出しました。
さらに進むと、歴代将軍が船から上陸した場所「将軍お上がり場」へ出ました。
あの最後の将軍・徳川慶喜が、鳥羽伏見の戦いから軍艦で江戸に帰還した時も、この場所で軍艦から降りました。彼はどんな気持ちだったのかな。大奥の天璋院篤姫(13代将軍・徳川家定の正室)に会いに行く(敗戦の報告と説明)のが、とても憂鬱だったのではないでしょうか。
この小高い場所は灯台跡。
6代将軍家宣が庭園を改修した際に植えられたという「三百年の松」。
都内最大の黒松だそうです。
お花畑もあるのですが、残念ながら盛りを過ぎたコスモスがさみしそうに咲いているだけでした。紅葉の時期になれば、また別の美しい姿を見せてくれることでしょう。
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