函館観光時々食べ歩き4 元町界隈を歩く 神社・教会・寺院そしてレイモンハウス元町店

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2023年5月6日(土)、津軽海峡フェリーで函館に上陸した私たち。函館では観光だけでなく、長女の希望で函館グルメを食べ歩くことになりました。

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北海道最古の神社?と昆布の無人販売所

元町公園で、函館四天王の銅像や歴史ある建物を見た後は、再び元町地区を東へ。

どこを撮っても絵になるような街並みが続きます。

北海道最古の神社とも言われる

船魂(ふなだま)神社もこの辺りにありますが、1135年(平安末期 鳥羽上皇の院政時代)にここに観音堂が建てられたのが神社の始まりなのだとか。でも当時の函館の状況などを考えると、ちょっと無理があるかもしれません。

それよりも驚いたのが、昆布の無人販売所。初めて見ました!

雨でビニールが掛かっていたため、よく見えなかったのですが、小袋100円からの良心的な値段設定だなと思いました。

教会と寺院が共存する元町

元町と言えば、八幡坂のすぐ東にあるハリストス正教会が、まず思い浮かびます。

ここは日本で一番最初に建てられた、東方正教会(ギリシア正教)の教会堂。「ハリストス」とは「キリスト」のギリシア語読みです。

若き日の新島襄が日本語を教えたロシア人の僧侶・ニコライが、この地で最初に正教会の伝道を行いました。後に彼は東京に移り、「ニコライ堂」として知られる大聖堂(東京復活大聖堂)を神田駿河台建てています。

隣接するカトリック元町教会の尖塔。

文芸評論家・亀井勝一郎生誕の地碑がありますが

背後にそびえる存在感のある瓦屋根は、東本願寺(浄土真宗大谷派)函館別院でした。神社、教会、寺院が混在している元町は、まさに国際的な港町として発展してきた函館を代表する場所なのかもしれません。

レイモンハウス元町店

この東本願寺函館別院の近くに、

ドイツのメルヘン街道などにありそうな建物が!

ここはドイツ出身のカール・レイモン氏が1925(大正14)年に創業したハム・ソーセージの店

函館カール・レイモン)でした。

代々続く食肉加工技士の子として生まれた彼は、8歳で父の仕事を覚え、14歳で本格的な修業を始めて各国で活躍。観光目的で訪れた日本で日本人女性と結婚し、函館で本場のハム・ソーセージの製造を開始し、日本と西ドイツとの親善交流にも努めました(1987年永眠)。

現在、旧工場跡地は「レイモンハウス元町店」となっています。

人気ナンバー1の「レイモンドッグ」(380円)を食べてみました。シンプルなのにおいしい! ソーセージはパリッとしていて、肉のうまみが広がります。時間があれば2階の「レイモン歴史展示館」も見てみたかったのですが、この後まだまだ歩かねばならないので、今回はパス。

店の隣には、カール・レイモン氏の旧居宅もあります。元々はロシア人貿易商の建てた家を購入したのだとか。こちらも簡素ながら住み心地の良さそうな、素敵な洋館でした。

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