避難指示レベル4が発令された、記録的な大雨
2023年10月27日(金)、奥能登旅行2日目は、終日輪島観光の予定です。
ホテルルートイン輪島に宿泊し、朝食をたっぷり食べてしまったため、輪島朝市(8:30~正午)では食べ歩きはできませんでしたが、それでも輪島塗やえがらまんじゅうを買ったりして散策していると
突然の雷鳴と激しい雨! すぐに止むのかと思ったら、雨は激しさを増すばかり。仕方ないので、屋根があってしばらく雨宿りを兼ねて見学できる、輪島キリコ会館へ避難しました。
しかし雨は一向に止まず、警報も出たので、ものすごい雨と雷の中を歩いてホテルへ帰り(折り畳み傘だとかなり濡れる)、部屋着に着替えて衣類を乾かします。雨に濡れたからか、寒くてたまらずとうとう暖房もつけました。昨日珠洲(すず)市の禄剛崎(ろっこうさき)を歩いていた時は、とてもいい天気で暑いくらいだったのに、この気候の急変は何だろう。
ニュースを見ていたら、輪島の今日午前中の1時間あたりの降水量は、57mm。10:50には、土砂災害警戒情報も発令されました。この天気予報を見ると、午前中にまず能登半島が大荒れになったようですね。
今日の輪島の雨は、統計を取り始めた1929年以降、10月に降った雨の量としては最も多い数字を記録したそう。輪島キリコ会館の屋根の雨音が、ものすごかった理由がわかりました。
最低気温も(普通は夜明け前だと思いますが)、寒冷前線通過の影響で午前10時過ぎに記録。道理で寒いわけです。ホテルで暖房が使えて、本当に良かった。
13:33にはレベル4の避難指示も出て、またスマホのアラームが鳴りました。私たちはホテルにいるから安全だけど、昨日タクシーの窓から見た、今年5月の地震で、珪藻土が崩れている珠洲市の崖などは大丈夫かなと心配でした。
昼食も食べに行く元気がなく(服がまだ乾いていなくて寒い)、輪島朝市で購入した「つかもと」のえがらまんじゅうが昼食になりました。
購入した時には、まさかこんなことになるとは、夢にも思わなかったのですが。
つぶあんが好きな夫も、こしあんのえがらまんじゅうは美味しかったようです。
知られざる名店 のの食堂
夕食は、ネットで評価の高かった「寿司処 伸福」で食べようと思い、電話で予約してみたのですが、昨夜に引き続き今夜もすでに予約でいっぱい。
2日連続断られてしまいました。朝市通りの「海幸」(8:30~14:00)は夜は営業していないし、頼みの綱のホテルの食堂も、今日は団体貸切で一般客は利用できず、ますます困りました。
仕方ないので、ネットで近くのレストランを検索。ホテルの近くに「天然ふぐ漁獲量日本一!」の碑があるので
どうせならふぐ料理の店がいいなと検索したところ、
ホテルのすぐ近くに、「のの食堂」という店があるのを発見! しかも結構、評価が高い! でも6人しか入らない小さな店らしく、
行列ができたりすると困るので、夕方6時前に入店。ありがたいことに、一番乗りでした。
私が頼んだのは、ふぐの一夜干し定食。ふぐなんて、めったに食べる機会もないのですが、身が柔らかくて食べやすい。奥能登特産の魚醤・いしるで味付けされていて、醤油を付けなくてもおいしいです。付け合わせやみそ汁も美味でした。
夫はふぐのたたき定食。ふぐのたたきなんて初めて食べましたが、こりこりした歯ごたえがあってとてもおいしい! 料金は2人で3,500円(確か一夜干し定食1,700円、ふぐのたたき定食1,800円だったと思います)。
6時過ぎになると、他のお客さんも来てあっという間に満席になり、入店できずに諦めて他の店を探す人も。店内は1人で切り盛りされているため、満席になると食事の提供も大変そう。一番乗りできて本当に良かったです。
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