10年前の十日ゑびす大祭
2023年12月14日(木)、京都市下京区(六条通河原町西入ル)の市比賣(いちひめ)神社から、五条大橋を渡って東山区に入り、偶然見つけた建仁寺の塔頭・禅居庵で勝利開運をもたらす秘仏・摩利支天を参拝し、すぐ向かいの京都ゑびす神社も訪れた私たち。
京都ゑびす神社には、昔一度参拝したことがありました。いつ行ったのか、あれこれ写真を探していたら、2014年1月12日(日)に訪問していたとわかりました。約10年前になりますね。懐かしい。
ちょうどこの日は、十日ゑびす大祭の日だったのです。
いつもは下の写真のように恵比寿神の顔がついた福箕(ふくみ)があり、上手く賽銭が入ると願い事が叶うと言われているのですが
混雑する十日ゑびす大祭期間中は、
福箕を白い布で覆って、賽銭を投げられなくしてあります。
恵比寿神の像も10年前は撮影していましたが、2回目の参拝では見落としてしまいました。
京都独自の縁起物「人気大寄せ」
ところで私たちは、10年前の最初の参拝で、左奥の壁をトントンした記憶がありません。
きっと参拝の仕方を知らなかったのでしょう。恵比寿神は耳が遠いらしいので、正面からだけでなく、ぜひ左奥の壁も叩いてくださいね。
十日ゑびす大祭では、神楽殿では終日神楽が奉納され
吉兆笹の授与もあります。笹(竹の葉)は「節目正しく真直に伸び」「弾力があり折れない」「葉が落ちず常に青々と繁る」といった特徴から、家運隆昌や商売繁盛の象徴となりました。知らなかった!
末社の提灯も灯されていて、とてもきれいでした。小松天満宮や
白太夫社も華やいだ感じです。
私は初めて見たのですが、これは「人気大寄せ」という、赤い傘に金や白のかかしのような人形をぶら下げた縁起物。玄関などにぶら下げておくと、人気者になって、いろんな人との出会いを呼び寄せ商売繁盛につながるそう。京都ならではの縁起物だそうです。京都のお店に入ったら、この縁起物があるか見てみようかな。
大和大路通にあった、花街を感じさせる店
私たちは参拝後、大和大路通を北に歩いて四条通に出たのですが、その途中、京都らしい店を見つけました。
最初に見つけたのは、この和楽器専門店。
お稽古用、舞台用と各種取り揃えてあるようです。
こちらはべっこう(ウミガメの一種であるタイマイの甲羅を加工したもの)の櫛やかんざしを扱う店。京都ゑびす神社の近くには、宮川町という花街(かがい)があり、少し歩けば祇園も近いです。芸妓さんや舞妓さんもこれらの店を利用しているのかな。
ちなみにこれらのお店は2軒とも、現在も営業中。これからもずっと続いてほしいなと思いました。
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