店名の由来と家紋の謎
2024年4月21(日)、加賀一の宮の白山比咩(しらやまひめ)神社を参拝した私たちは、金沢に戻って近江町市場を訪れ、金沢表参道(旧横安江町商店街)と東本願寺金沢別院が主催する「よこっちょ・ポッケまーと+花まつり」を見たり、金沢駅もてなしドーム地下広場で「石川県で2023年コンクールデビューしたい吹奏楽団」のプレコンサートを聴いたりした後、
駅直結の「金沢百番街 あんと」内の
「黒百合」を訪れました。
なぜか暖簾には、毛利家の「一文字三星紋」が描かれています。店名の「黒百合」については、霊峰白山に咲く石川県の県花で、金沢の玄関である金沢駅にふさわしい店へとなれるように、金沢を訪れる人の心に留めてもらえるようにとこの名を付けたという説明が公式HPにありましたが、この家紋については、謎のままです。
金沢おでんは、他のおでんとどう違う?
私たちは兵庫県出身なので、「姫路おでん」は知っていました。一般的なおでん(関西では「関東炊き=かんとだき」)は辛子を添えて食べますが(私は辛子が苦手なので添えません)、姫路おでんは、生姜醤油をかけたり、つけたりして食べます。
でも「金沢おでん」って、初めて聞きました。どんな特徴があるのか調べてみると、地元金沢の食材を具材に使っており、出汁の風味を重視し、醤油の味は控えめで上品な味にしているそうです。
おでんは冬の食べ物というイメージが強いですが、金沢おでんは、夏が旬の加賀野菜を具材に使った冷たいおでんも人気なのだとか。1年間通じて食べられる、金沢の郷土料理なのですね。
美味しい金沢おでんと地酒で一休み
黒百合で提供される具材は、とても多くの種類があるのですが
最初に注文した中で珍しいなと思ったのは、シュウマイ(350円)や車麩(くるまぶ 生麩を棒に巻いて焼き上げたもの 上の写真の一番手前 350円)。特に車麩は、味がよくしみこんでいます。この店の出汁は、創業以来守り伝えてきた「秘伝の出汁」なのだとか。関西のおでんの出汁と似ていて、とても美味しい。
外は寒かったし、おでんと言えばどうしても日本酒がセットになります。地酒も各種あるのですが
中村酒造の菊酒(1合580円)にしました。常温でも美味しい!
第2弾で注文したのは、シュウマイ、餅巾着(380円)、そして珍しい赤巻き(紅白の渦巻き模様のあるかまぼこ 250円)。赤巻きも金沢おでんの定番具材。
タブレットには美味しそうな具材がたくさん並んでいて、何にしようか迷います。
結局、すじ肉煮込み(ねぎ&味噌かけ 680円)と
ふき(380円)、海老天(380円)を最後に注文。この店は90分制ですが、日本酒と金沢おでんでくつろぐことができ、体も温まって元気になれました。
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