名作ドラマの再放送で知った紅葉の穴場
2025年11月20日(木)、久しぶりに京都を訪れました。目的は、紅葉を見ること。
年間を通じて国内外から多くの観光客が訪れる京都ですが、とりわけ秋の紅葉シーズンは大混雑(おかげで修学旅行生が減っているらしい)。嵐山、永観堂、東福寺など紅葉の名所の人ごみは、なかなかのものです。
でも今回私たちが訪れたのは、京都府立植物園。実は先週久々に見た、私たちの大好きなNHKドラマ『京都人の密かな愉しみ』第1話の再放送で、紅葉の穴場として紹介されていた場所でした。
今年の4月から入園料が値上がりしていたので夫が驚いていましたが、それでも大人500円(65歳以上と高校生は250円)! この時期、紅葉の名所の寺院を拝観しようと思えば、この倍くらいはかかります。加えて地下鉄烏丸線の北山駅からすぐというアクセスの良さ(入口は他にも複数あります)。中学生以下は無料の為、地元の保育園児や小学生たちも来圓していて、可愛い元気な声が、あちこちから聞こえてくるのもほほえましかったです。ドラマでも言及されていた通り、京都人なら1度や2度は必ず来ている場所でしょうか。
今に残る半木神社の杜が紅葉の名所
元々この植物園は、半木(なからぎ)神社(上賀茂神社の境外末社)と鎮守の森を中心とする田園地帯だったそう。
今も植物園内に、半木神社があり(この日は神事が行われていました)
鎮守の森は「なからぎの森」として、紅葉の名所になっています。
池があって(巨大な鯉も泳いでいます)、そこに映る紅葉がまた美しい。
特に開圓直後はあまり人もおらず、静かな雰囲気を味わうことができます。
そしてドラマの中で、京都人の女子大生が「ウチのとっておきの場所」として、東京出身で同じゼミの男子学生(有人以上恋人未満?)に紹介したのが、この四阿(あずまや)。
ここから見る紅葉もとても素敵で
半木神社の神事で流れてくる雅楽を聞きながら紅葉を見るという、貴重な体験もできました。
イチョウの「黄葉」も捨てがたい
今は「もみじ」を「紅葉」と書きますが、万葉集の頃はもみじ(もみち)を「黄葉」と書いていました。この時代には、黄色く色づく葉の方が印象的だったのでしょうか。
植物園にも、美しく黄色になったイチョウの木が何本かあり、
美しい黄色のグラデーションが青空に映えて、紅葉に負けないくらいのインパクトでした。
なお、私たちは青空に映える紅葉を楽しんだのですが、他の紅葉の名所と同じく、植物園でも半木神社やなからぎの森が期間限定でライトアップされます(観覧にはチケットが必要)。詳しくはこちらをご覧くださいね。




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