HISで行く寸又峡・大井川鐡道1泊ツアー2 三河湾のパワースポット・竹島

スポンサーリンク



2019年9月14日(土)・15日に、HISの1泊2日バスツアーに参加しました。

2人で47,960円。7:45梅田出発で、大井川鐡道と『夢の吊り橋』は2日目に観光します。

じゃあ1日目は?というと、これが意外に面白かったのでご紹介しましょう。

平清盛と同時代を生きた大歌人ゆかりの島

蒲郡オレンジパークで、あさり釜まぶし御膳を堪能した私たちが次に向かったのは、竹島でした。

HISで行く寸又峡・大井川鐡道1泊ツアー1 蒲郡オレンジパークであさりを堪能

2019年9月17日

竹島と言っても、韓国ともめている、あの国境の島ではありません。

蒲郡市の三河湾に浮かぶ周囲約680mの小さな無人島で、三河湾国定公園の中核です。

そこへ行く途中に見つけたのが、平安貴族の銅像でした。

彼は、小倉百人一首を選んだことで有名な藤原定家の父・歌人の藤原俊成(としなり、または「しゅんぜい」とも読む)。三河守(三河国の行政長官)として、ここに赴任してきたのです。

そして今から訪れる、竹島の八百富神社を創立した人物でもあります。まだ未開だった当時の蒲形(かまがた)の庄を開拓し、地方開発や産業発展を目指すなど、国司としても頑張っていたのですね。

先週からご縁がある大河ドラマ『平清盛』にも、登場しているのだとか。見てみたいです。

橋を渡って聖なる島へ!

その竹島がこちら。

小さな島が、竹島橋で本土と繋がっています。本土から400mしか離れていません。

添乗員の田中さんの言う通り、橋の上は暑い!日焼け止めクリームを忘れてきたのが悔やまれる。

日傘をさしながらパワースポットの島を目指して橋を渡っていると、前にもどこかでこんな風景に出会ったような、という気がしてきました。

江ノ島やモンサンミシェルと、何となく雰囲気が似ているような。特に江ノ島は、竹島と同じく弁財天をお祀りしています。同じような場所が選ばれて、聖地になるのでしょうか。

台風前夜の江の島 エスカーに乗って江島神社へ! 美しい弁財天を参拝

2017年10月29日

潮干狩りや海辺で遊ぶ親子連れもたくさんいました。

水がきれいですね! もしかしたら、歩いて島まで渡れるのでは?と思ってしまいました。

5カ所のパワースポットで、一生の幸を頂こう

この島には、八百富神社(竹島弁天)という神社があります。

ちょっと急な石段を上がる必要があるのですが、ご利益のため、頑張って登りましょう。

八百富神社には、境内社4社もあるので、パワースポットが5カ所もあるということでした。

境内にある5つの神社全てを巡り参拝すると、「一生の幸が得られる!」といわれているのだとか。これはもう行くしかない!

階段を登ると、まず見えてきたのが宇賀神社。食物の神です。商売繁盛のご利益もあるようです。

次に参拝したのが、大黒神社。大国主命は国土経営、農業の神、そして福の神として有名ですね。

そしてこれが八百富神社の拝殿です。

日本七弁天の1つらしく、先ほど紹介した藤原俊成が、竹生島より勧請して創建。

祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)で、神仏習合で弁財天と結びつけられました。開運、安産、縁結びの神として、そして七福神の一員として有名です。

あの徳川家康も参拝し、この地を治めた松平家の崇敬も篤かったとか。

危うく見過ごしかけたのが、この小さな千歳神社。

何と祭神は、藤原俊成でした! 当時としては奇跡的な91歳で天寿を全うした彼は、歌人としてもすぐれ、また順調に出世もしたため、長寿芸能の神となったようです。

そして最後の八大龍神社。海の神様で、豊玉姫の父神。

雨ごい・厄除け・家内安全・夫婦円満のご利益があるそうです。これは真剣に参拝せねば。

八百富神社で御朱印と御朱印帳を頂いた!

八大龍神社の御朱印は、青い波が描かれていてちょっと変わっていると、添乗員の田中さんが言われていたので、少し気になっていました。

加えて最近、健康面や仕事面などで、何かと神頼みが多い今日この頃。

やはり御朱印はもらっておいた方がいいかな。

御朱印帳は持っていなかったので、八百富神社の素敵な御朱印帳(1,200円)を購入。

八百富神社と

八大龍神社の御朱印(それぞれ300円)を頂きました。

参拝だけだと存在すら知らなかった、八百富神社のパンフレットも頂けました。写真がきれい!

島全体が天然記念物

竹島は小面積の割に草木が密生し常緑樹が多く、対岸のクロマツ林とは景観が異なります。

この植物群を保護する目的で、昭和5年8月25日、国の天然記念物に指定されました。

私たちは植物に詳しくないのですが、「龍神の松」の生命力には圧倒されました。

遊歩道で島の周囲を歩いてみました。絶景が広がります。

泳いでいるのか、貝を獲っているのか、よくわからない人たちもいます。アサリの養殖場があるようですが、大丈夫かな。

磯を少し歩いてみました。

二枚貝の貝殻が、たくさん落ちています。時間があったら、靴を脱いで海に入りたい気分でした。

対岸を見ると、クラシックな建物が見えます。

文豪も愛した、蒲郡クラシックホテル。ちょっと行ってみたかったな。

昔は参拝が困難だった! 篠津遥拝所

本土に戻ってまず目についたのが、かなり立派なこの神社。

ここは、八百富神社の遥拝所です。神社に対面する、篠津にあります。

竹島橋ができるまでは、渡し船で渡らねばならず、参拝が困難だったのですね。

橋1本でパワースポットに行って70分(13:05~14:15)で参拝完了&島一周できるのは、昔の人にしてみたら、夢のような話なのだなと思いました。感謝しないと!

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です