ミャンマー最大の鉄道駅・ヤンゴン中央駅 環状線で活躍する日本の鉄道車両を見た

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2020年の新年は、ヤンゴンのスーレー・シャングリ・ラで迎えた私たち。

スーレー・シャングリ・ラ ヤンゴン宿泊体験&カウントダウンパーティー覗き見!

2020年2月12日

ホテルの窓から、初日の出とまではいきませんが、きれいな夜明けを見ることもできました。

勘違いでヤンゴン環状線観光

ご多分に漏れずミャンマーでも、元日の1月1日は休日です。

なんとシュエダゴォン・パヤーも午前中は見学不可?

と思ったのですが、後で寺院は年中無休と知りました。あぁ早とちり。

ミャンマーは、1月1日でも、普通に観光できるようですね。

そんな情報を知らない私たちは、年中無休の「ヤンゴンの環状線」見学に行くことにしました。

日本の古い列車が再利用されていて、ヤンゴンの人たちの素顔に触れることができる場所なのだとか。

早速ヤンゴン中央駅へと向かいました。

古色蒼然でも立派なヤンゴン中央駅

ホテルからヤンゴン中央駅までは、徒歩で行ける距離でした。

駅に近づくと跨線橋を渡ります。でもあまり、列車が来ている気配がありません。

日本でも休日だと鉄道ダイヤが特別になるし、もしかしたら、列車があまり運行されていないかもしれないと、ちょっと心配になりました。

跨線橋を渡り、青空食堂の並ぶ通りをしばらく歩くと駅に到着。

ものすごく立派な建物です! ミャンマー最大の鉄道駅なのだとか。

とても立派だし、少し古びているので、てっきりイギリス植民地時代の建物かなと思っていたのですが、後で調べると、第二次世界大戦で日本軍が侵攻してきたときにイギリスによって当時の駅は破壊され、この駅舎は独立後の1954年に完成したものでした。

そういえば、階段式の屋根など、伝統的なビルマ建築様式ですね。

70年近く経つと、やはり古色蒼然という感じです。改修工事もされているのかな?

切符はプラットフォームで購入

早速中に入ってみました。駅舎が古びているので、ちょっと薄暗い感じもします。

広い切符売り場窓口があるのですが、これから乗る環状線の切符は、ここでは買いません。

ATMもあったりして、なかなか便利そうでした。

切符を購入してから改札を入るスタイルではなく、自由にホームに入れます。ホームも広いです!

ホームなのか、休憩所なのかよくわからない空間。

水飲み場もあるし、スマホ充電コーナーもあります。なかなか便利!

掲示板も、ミャンマー文字が丸々しているので、とてもかわいい!

初めて気づいたのですが、ミャンマー文字には数字もあるのですね。知らなかった(愚)。

環状線は6・7番ホームから出発するとのことなので、跨線橋を渡ります。

ホームに切符売り場の小さな窓口があるので、切符を購入。外国人観光客も多いせいか、次の列車の発車時刻がアラビア数字で書かれていました。

料金は、1駅だけでも一周しても、200チャット(約16円)。安すぎます。

今までは、正規料金の10倍にもなる外国人料金が設定されていたのですが、2014年から廃止され、私たちもミャンマー人と同じ料金なのです。

環状線の路線図もありました。

でも現在、環状線は一部区間が工事のため、一周することができないそうです。ちょっと残念。

JR東日本の列車が来た!

やがて列車がやってきました。

かなり年代物の列車のようですが、よく見ると、日本の文字が書かれています。

JR東日本の久留里(くるり)線で走っていた列車でした。連結部が、すごいことになっています。

久留里は私もなじみのなかった地名なのですが(まず読めない)、千葉県の房総半島沿岸部の木更津市から、内陸部を結ぶ線路のようです。

ミャンマーに来て、日本地理にも詳しくなれました。

とにかく乗るのに一苦労

列車が到着すると、乗客が乗り込むのですが、これが結構大変。

今まで段差のある外国の列車にたくさん乗ってきましたが、これもなかなか、乗るのに気合いのいる列車だと思いました。

絶対スーツケース持ってなんて、乗れません。

バリアフリーなんて、ミャンマー国鉄には、まだまだ先の話のようでした。

あと5年、いや10年したら、もっと乗りやすい列車になるのかな。

次回はヤンゴン環状線車内の様子をご紹介します。お楽しみに。

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