豪雪地帯の秘湯・酸ヶ湯温泉2  棟方志功の板画と男女別の玉の湯、温泉グルメを堪能しよう

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ヒバ千人風呂だけではない酸ヶ湯温泉の魅力

2020年12月31日、日帰りで青森市の酸ヶ湯(すかゆ)温泉を訪れました。

豪雪地帯の秘湯・酸ヶ湯温泉1 混浴のヒバ千人風呂に初挑戦! 

2021年1月9日

酸ヶ湯温泉の温泉の魅力といえば、なんと言ってもヒバ千人風呂ですが、この温泉旅館には他にもまだまだ見どころがたくさんありました。

男女別でゆっくり楽しめる玉の湯

男女別の玉の湯も、こじんまりしたなかなかいい温泉。

千人風呂とは源泉が違うそうですが、同じように白濁した湯で、効能も同じだそうです。

ちなみに効能は、酸ヶ湯温泉旅館の公式HPによると

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復 きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症 に効くそうです。

男性用よりも女性用の方が、少し広いのかもしれません(夫は狭いと言ってました)。

でもここもヒバ造の浴槽で、のんびり入浴を楽しむことができます。女性客も親子連れ含め何人かいました。

千人風呂にはなかったシャワーや石けん・シャンプー類もありました。もちろんドライヤーもあります。

女性用玉の湯に行くためには、旅館棟の廊下を進む必要があるのですが、なんとなく懐かしい、鄙びた温泉宿の雰囲気が残っていました。

この旅館には、長期間滞在する湯治客のための「湯治棟」も多数用意されていて、今回見る機会はありませんでしたが、自炊もできるのだとか。

やっぱり温泉で体の不調を治そうと思えば、1ヶ月くらいは滞在したほうがいいのかな?

御鷹々々サロンと棟方志功

さて、入浴の間に休憩するのにピッタリのスペースが、この廊下の先にあります。でもなぜか案内板に、その場所の名前がない。

その名も「御鷹々々(おんたかたかたか)サロン」という変わった名前。

和モダンというのでしょうか。畳と椅子が、よく調和していました。皆、思い思いにのんびり過ごしていて、とてもいい感じ。

暖炉もあります。

窓からはこんな景色。この川は温泉かな? 建物は湯治館3号館だそうです。

ちなみにこの日の最高気温は-13℃。天気は吹雪。

積雪量は248cmでした。

さて、このサロンの名前「御鷹々々(おんたかたかたか)」とは、この作品から命名されました。

20世紀を代表する版画家の一人、青森県出身の棟方志功(むなかたしこう)の作品。棟方志功は酸ヶ湯温泉を愛し、湯治をしながら多くの作品をここで彫ったのだとか。

この他にも、彼の作品はたくさん館内に展示されていました。

この啓発ポスターも棟方志功っぽいですね!

温泉グルメを堪能しよう!

旅館内の売店に隣接する食堂は、「鬼面庵」という、『鬼滅の刃』ファンが喜びそうな名前です。

ここで夫は年越しそばセット(800円)

私は、酸ヶ湯源泉卵そば(660円)を注文。

そばが白っぽいですが、「酸ヶ湯そば」というのは、昔から雲谷地区(ここから30分程青森方面へ下った地域)に伝わる独特な製法を受け継いだ、そば粉だけで作られる純粋な日本そばなのだとか。

大晦日に、酸ヶ湯名物の伝統的なそばを頂き、良い年越しになりました。

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