2020年12月30日(水)~2021年1月1日(金)に、初めて青森市に滞在しました。
青森市滞在中に新年を迎えるため、初詣は青森の神社に行きたい!
また、2019年に愛知県の「竹島」というパワースポットを訪れたのをきっかけに、御朱印集めも始めたので、できれば御朱印もいただきたいなと思っていました。
幸先詣で善知鳥神社へ
新型コロナウイルス感染症予防のため、2020年末から聞くようになった言葉が「幸先詣(さいさきもうで)」。
分散参拝の一環として、「幸先よく新年を迎えられますように」として、初詣を前倒ししているのです。
12月31日、吹雪の酸ヶ湯温泉からJRバスで青森駅へ戻った後、夕方まで少し時間があったので、駅から近い神社を探してみました。
すると、善知鳥(うとう)神社という、不思議な名前の神社を発見!
駅から歩いて10分ほどというグーグルマップのお告げですが、実際は
慣れない雪道に悩まされ、もう少しかかりました。吹雪のためか、アーケードの意味がない!
青森駅から続く新町商店街で、年末年始に飾られる「新町街灯雪だるま~る」を見る余裕もありません(写真はJRバスの車窓から撮影したもの)。
歩いていて気がついたのですが、酸ヶ湯温泉に行くとき、JRバスの車窓から見えていた神社ではないかな?と思っていたら、大正解でした。
近道を見つけたので、そこから入りました。とても美しい神社です。祭神は海の神、道中守護、導きの神として知られる「宗像三女神」。
正門から入れば、広い境内にある他の社や池なども見ることができたのですが、寒さと雪でそんな根性がありません。
御朱印は、ギリギリ間に合いました。500円です。どうか明日の青森発神戸行きFDAが、うまく飛んでくれますようにとお祈りしました。
ところで「善知鳥神社」という名前が不思議だったのですが、「善知鳥安方(うとうやすかた)」という貴族によって(允恭天皇=古墳時代?)に創建されたということです。
神社のHPには、「青森市発祥の地」とありますが、古墳時代創建なら確かに古そう!
善知鳥安方については、後にウトウという鳥になったという伝説もあります(謡曲『善知鳥』もあり)。
ちなみに『ウィキペディア』によると、鵜ではなく千鳥の仲間でした(上の写真も『ウィキペディア』より)。
廣田神社に初詣!
年が明けて2021年1月1日(金)。
昨日からの雪はまだ降り止まず、飛行機が飛ぶかどうか、とても微妙な状況でした。
私達のFDA834便は、12:25青森空港出発。
青森駅を11:30に出発するJRバスでも間に合うだろうということで、青森駅から徒歩で行けるという廣田神社に初詣に行くことに。
昨日の善知鳥神社よりは遠くて、20分以上かかってしまいました。
やっとたどり着いた廣田神社。立派な鳥居です。
こちらは平安時代、996年に陸奥守に任ぜられた(左遷?)藤原実方(さねかた)によって創建された「夷之社(えびすのやしろ)」が元になっているとか。
天照大神や大国主命、その子事代主命(ことしろぬしのみこと)、蛭子(ひるこ)命=恵比寿神の他、都に戻ることなくこの地で亡くなった藤原実方や、青森の町を発展させた青森開拓の一大恩人・弘前藩家老で青森御仮屋(おかりや)二代目城代の進藤庄兵衛正次も祀っています。
全国で唯一の「病厄除」守護神
天明の大飢饉での東北の被害は凄まじく、弘前藩では一冬に8万人を超える死者が出たとか。
前年には浅間山が大噴火した1784(天明4)年、この地では疫病が流行しました。
その時徳川将軍(10代徳川家治?)の命令により送付された疫災鎮定の箱入神札を神社に奉祀、祈願したところ病魔が退散したのだとか。
それ以来、厄・病・災難を一切祓い除く、全国唯一の「病厄除け」守護神として広く一般の崇敬を集めています。
新型コロナウイルス感染症拡大に悩まされているこの年末年始には、まさにピッタリの初詣先!
拝殿の中には、ねぶたがあったのも青森らしいなと思いました。
御朱印(500円)もカラフルで、なんとお正月限定でした!
干支の牛が可愛い!
ここでもコロナ禍退散とともに、無事に神戸に飛行機で戻れますようにと、何度も神様にお祈りしました。
コメントを残す