黒部峡谷トロッコ列車に乗ってみた1  宇奈月駅から柳橋駅まで  橋やダムの眺めが美しい! 古城のような発電所も 

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いよいよ乗車! 営業開始当日の黒部峡谷トロッコ列車!

2023年4月20日(木)、黒部峡谷鉄道のトロッコ列車が営業運転開始! 偶然この日にトロッコ列車に乗ることができました。

黒部峡谷トロッコ列車はただの観光列車ではなかった! 気になる駅の名前の由来も 妖怪転じてマスコットとなる 

2023年5月6日

こちらがトロッコ列車のホームです。

この日は平日でしたが、すでに団体客や外国人の姿も! ただ満席ではなく、予約していない私たちでも当日窓口で購入できました。

この写真には中央に小さく、黒い貨物車が写っているのがわかるでしょうか。物資を運ぶため、私たちの客車の後ろにも連結されていました。

これは笹平駅で撮影した貨物車。関西電力専用駅の笹平駅に、どんな物資を運んでいたのかな。砂利やセメントかな?

撮影するタイミングがありませんでしたが、ごみを運搬する専用貨物車「峡谷美人」号も見ることができました。貨物車の写真はこちらをご覧くださいね。

私たちが乗るのは、オープン型普通客車ですが、追加料金530円を払えばリラックス車両(上の写真は笹平駅で撮影)にも乗車できます。雨の時には快適そうですね。

橋やダムの眺めを堪能しよう! 車内アナウンスも楽しい!

いよいよ発車です。車内アナウンスは、富山県出身の女優・室井滋さん。できればトロッコ列車は右側の席に座ることをお勧めします。

標高224mの宇奈月駅を出発!

最初に渡るのが、新山彦橋。

今は遊歩道となって整備されている旧山彦橋から、手を振ってくれる人々の姿も見えました。黒部川も美しい! 右手に見える橋は、黒部川の支流・弥太蔵谷川(やたぞうだにがわ)に架かる弥太蔵橋です。

ひんやりするトンネルをくぐると、右側に見えてくるのが宇奈月ダム。

洪水調節・上水道供給・発電を目的として建設された、黒部川唯一の多目的ダム。このダム建設に伴い、トロッコ鉄道の橋の架け替え(新山彦橋)や、黒薙(くろなぎ)温泉から宇奈月温泉街への引湯管の付け替え工事などもありました。

完成したのは2001(平成13)年というから、とても新しいダムなのです。うなづき湖と呼ばれるダム湖には

湖面橋が架かっていました。

お城のような発電所にびっくり!

続いて見えてきたのが、この建物。

湖面に浮かぶヨーロッパの古城のような建物です。白馬にまたがった騎士や美しいお姫様がいそうな雰囲気。

実はこの建物は発電所。1927(昭和2)年に建設された柳河原発電所が、宇奈月ダムの完成により水没することになり、

下流70mのこの地点で「新柳河原発電所」として生まれ変わりました。

1993(平成5)年の完成ですから、まだ新しい。黒部観光のことを考えて、こんなデザインになったのかな。

発電所の近くには、トロッコ列車の柳橋駅があるのですが、ここも関西電力専用駅のため、一般客は乗降することができません。普段は列車同士がすれ違うために使われているそうです。

よく見ると、トロッコ列車の軌道が、一部発電所の方に引き込まれていました。発電所に物資などを送り届けるために、建設されたようですね。あくまでも関西電力の発電所やダム関係個所へ、物資や工事人員を運搬するのを第一の目的として敷設された列車だというのがよくわかりました。

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