2023年4月20日(木)、黒部峡谷鉄道のトロッコ列車が営業運転開始! 偶然この日にトロッコ列車に乗ることができました。
廃線跡が遊歩道に! やまびこ遊歩道は橋ありトンネルありの面白さ
トロッコ列車を堪能した後は、トロッコから見た景色を、自分の足で歩いて見に行くことにしました。
宇奈月駅の横に、ハイキングコースの入口があります。
トロッコ列車のミニチュアがかわいい!
少し進むと、遊歩道の大きな地図がありました。
今回は、宇奈月ダム第1展望広場までの「やまびこ遊歩道」を歩きます。徒歩で大体30分前後みたい(全長1.1km)。
黒部川の清流や、新緑に映える2つの橋が見えます。左手に見えるオレンジの橋は、黒部川の支流・弥太蔵谷川(やたぞうだにがわ)に架かる弥太蔵橋。
私たちは黒部川に架かる山彦橋を渡ります。この橋は1988(昭和63)年までトロッコ列車が通っていたのですが、宇奈月ダムの建設によって線路が付け替えられ、私たちはその「廃線跡」を歩いているのです。廃線跡歩きなんて、普段なかなかできない、貴重な体験ですね。
タイミングが良ければ、トロッコ列車が新山彦橋を通るのを見ることができるのですが、今回はタイミングが合いませんでした。列車の写真を撮りたい場合は、時刻表を調べておくのがいいですね。
トロッコ列車の音が、温泉郷にやまびことなって響くことから「山彦橋」と名付けられたのだとか。
しばらく歩くと、今度は冬期歩道。
冬期メンテナンスのために造られたトンネルで、トロッコ列車に乗っているときにも
笹平駅(上の写真)などで見かけました。笹平駅ではは入らなかったのですが(入れたのかな?)こんな感じだったのですね。
長いトンネルには所々に灯り取り用の窓があり、新山彦橋を間近で見ることができました。額縁から見てるようです!
近くには、トロッコ列車の現在のトンネルもあります。
恐ろしげな看板に顔が引きつりますが、幸いにも今回、蛇とは遭遇しませんでした。
トロッコ列車よりも近くで見ることができた宇奈月ダム
トンネルを抜けると、宇奈月ダム展望台です。
なかなか面白い写真も撮れました。
残雪を遺す立山連峰と、宇奈月ダム。大自然も美しいけれど、ダムも土木技術のすごい結晶です。このダムは「重力式コンクリートダム」。ダムとしては最も頑丈な型式で、地震や洪水にも強いそうです。
なんとなく、エジプトのアブシンベル大神殿を思い出してしまいました。こんなすごい建造物を造るなんて、ちょっと感動。
ダムについて説明してくれている看板もあって良かったです。
桜とトロッコ列車のコラボレーションはある?
さらに進んでいくと、トロッコ列車と遭遇!
この木は桜で、ほとんど散ってはいるものの、まだ少しは花が残っていました。
満開の桜の下を走るトロッコ列車もきっと素敵でしょうね。いつもは営業再開の頃、どんな開花状況なのかな。
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