倶知安駅から各駅停車で小樽運河へ レトロな建物と運河が美しい

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青春18きっぷで倶知安駅から小樽駅へ

2023年8月5日(土)、この日は早朝、倶知安駅前のスマートホテル倶知安(素泊まり)をチェックアウトし

6:20発の各駅停車に乗って、小樽駅を目指します。

本日使用するのは、一昨日札幌駅で購入した、青春18きっぷ。

地元の私鉄に比べて広々としたJRの車内ですが、朝早いせいか、あまり乗客はいません。然別(しかりべつ)駅までは車窓から人家はおろか田畑も見えず、ひたすら森の中を走ります。なんだかシベリア鉄道に乗っているような気がしました。

小樽駅に到着したのは7:22。

北一硝子が寄贈した333基のランプが美しい小樽駅舎に、久々に会えました。

小樽駅から小樽運河へ  榎本武揚は小樽開拓の先覚者

小樽運河へは、

駅から徒歩でも10分ほど。

途中には「小樽都通り商店街」があり

小樽開拓に大きな役割を果たした榎本武揚の肖像画がありました。天然の良港である小樽の良さを知り、

北海道初の鉄道(国内では3番目)となる旧手宮線を開通させたのも、彼の功績なのですね。知らなかったな。

運河沿いの美しい建物やレリーフ

運河が見えてきました。

石造りやレンガ造りの倉庫群が並んでいます。

運河プラザ(小樽市観光物産プラザ)も、旧小樽倉庫の石造りの建物を活用しているそうです。

運河沿いには、昔の小樽港の様子が描かれたレリーフもありました。

今の港にはクレーンが林立していますが、昔は人力で荷物を積み下ろすしかなかったから、港で働く人々は大変な重労働をしていたのでしょう。

1967(昭和42)年のヒット歌謡曲『小樽のひとよ』の音楽碑も。

浅草橋の近くにある観光案内所。この時間の気温は24.7℃で、酷暑の関西から来た人間としては、とても過ごしやすかったです。

ここからの風景が、小樽らしい雰囲気かもしれません。

堺町本通りのレトロな建物と江戸時代の痕跡

運河から、堺町本通りに移動しました。

ここにも歴史的な建物がいっぱい! 旧百十三銀行小樽支店は、現在は雑貨・アクセサリーショップの小樽浪漫館となっています。

海陸物産・肥料などの販売や海運業で、小樽政財界で活躍した旧金子元三郎商店。明治期の代表的な商店の遺構だそうです。

こちらは、旧北海雑穀株式会社。木材の骨組みの外側に軟石を積んだ木骨石造と呼ばれる構造で、和洋折衷デザインです。窓が印象的ですね!

六花亭、北菓楼、北一硝子など有名店が並んでいる近く(道の反対側)に

オタルナイ運上屋跡がありました。オタルナイとは小樽の昔の呼び名で、ここには江戸時代、アイヌと和人の交易がおこなわれた場所なのだとか。米がとれない松前藩では、藩士への給与としてアイヌとの取引で得る収入を与えていました。ここに建てられた運上屋は取引の拠点だけでなく、役人や通行人の宿泊所となっていたそうです。

堺町本通りには、有名カフェやお土産物屋など観光客向きの店が並んでいるのですが、こんな所にも、「蝦夷地」と呼ばれた時代の痕跡が残っているとは知りませんでした。昔訪れた時もここを通ったはずだけれど、気づかなかったな。

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