平戸港交流広場のモニュメント
2024年2月24日(土)、初めて平戸を訪れた私たちは、午前中に平戸オランダ商館や平戸城を見学し、念願のひらめ料理も堪能することができました。
私たちがひらめ料理の昼食を摂ったのは、平戸桟橋の近くにある「旬鮮館」という店ですが
すぐ向かいに、平戸港交流広場がありました。2時間まで無料の有料駐車場や、公衆トイレ(旬鮮館にはトイレがないのでここを使用)もあるのですが、それだけではありません。
広場には「カリヨンの鐘」という目立つ大きなモニュメント。
ひっそりと、こんな銅像もありました。先ほど平戸城にも肖像画があった、平戸生まれの鄭成功(ていせいこう)です。台湾の国民的英雄ですね。でも一体、何人の人が気付いているんだろう。ちょっともったいない。
今回探し損ねたのですが(地図をよく見たら、広場の南端=平戸城側でした)「じゃがたら娘の像」もあるそうです。平戸オランダ商館で、展示品のジャガタラ文(ぶみ)を見て理解していないと、「じゃがたら娘って何?」ということになるのかな。
この辺りにはポルトガル船入港碑など、モニュメントがたくさんありそうです。
歴史の道で、平戸の偉人たちの像を探そう
平戸港交流広場から、松浦(まつら)史料博物館へと続く道は「歴史の道」と呼ばれています。
平戸ゆかりの偉人たちの像が立ち並んでいることから、こう呼ばれているのかな。もしかして、鄭成功の像も「歴史の道」スタート地点に立っているという位置づけかな?
平戸オランダ商館の初代(および3代目)館長だったジャックス・スペックスや
「三浦按針(みうらあんじん)」という名でも知られる
イギリス人のウィリアム・アダムス(最初に日本に漂着したオランダ船デ・リーフデ号の航海士)。よく見ると、望遠鏡を持っていますね。航海士らしい!
そして平戸イギリス商館初代商館長の、リチャード・コックス像を確認することができました。彼が商館長在任中に記した詳細な「イギリス商館長日記」は、家康晩年~秀忠時代前半の日本の様子を伝える一級史料。日本で初めて、甘藷(かんしょ=さつまいも)を栽培した人でもあります。
他にもフランシスコ・ザビエルや、種子島に鉄砲をもたらした中国人倭寇の首領・王直、そして戦国大名・松浦隆信の像もあるらしいです。全部見たかったな。
平戸温泉うで湯あし湯でリラックス
この「歴史の道」で一番目につくのは、偉人たちの銅像ではなく、温泉なのです。
その名も「平戸温泉うで湯あし湯」。異国情緒あふれる港町・平戸に温泉があったとは! なんだか意外です。
神経痛や筋肉痛、やけどなどにも良いナトリウム炭酸水素塩泉。
それにしても「あし湯」はよく見るのですが、
「うで湯」は初めて見ました。少しぬるめですが(我が家は熱い風呂が好み)、風が強くて寒く感じる今日の平戸では、とてもほっとする、癒しスポットでした。
平戸出身の詩人・藤浦洸(ふじうら こう)が作詞した「平戸のうた」歌碑も、ここにあります。全く知らなかったのですが、中央の柱の穴に手を入れると、「平戸のうた」が流れるそうです。どんな歌だったのかな。
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