台風前夜の江の島 エスカーに乗って江島神社へ! 美しい弁財天を参拝

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江の島弁天橋の龍燈

先週10月21日(土)、台風21号接近&活発な秋雨前線の影響で、ふじさわ江の島花火大会は中止になってしまいました。

それにも負けず、せっかく飛行機や宿まで予約して関西から来たのだからと、私達は江の島見物。

江ノ電江ノ島駅から歩いて行くと、時々大きなサーフボードを自転車に積んだサーファーさんに出逢います。

さすが湘南海岸!とちょっと感動。

しらす丼の店が並ぶ駅前からのスパナ通りをぶらぶら歩き、江の島にかかる大きな橋に出ました。

車道は江の島大橋、人道は江の島弁天橋というそうです。

江の島大橋の方を見ると、天気が悪いというのに、サーファーやヨットの姿がありました。

陸繋島の江の島は、モンサンミッシェルのように陸地とつながることがあるようですが、この日は残念ながらつながっていませんでした。

詳しくは、「トリドリ -旅行をもっと身近に」サイトの下記の記事をご覧ください。

まるで憧れのモンサンミッシェル。見た目だけでなく、島内も意外と似ている「江の島」

モンサンミッシェル状態を見ることはできなかったけれど、江の島弁天橋にあったこの石灯籠に目が釘付けになりました。

ものすごい迫力の龍がいます。

こんな石灯籠を見たのは初めての経験。

江島神社鎮座1450年記念事業で奉納された「龍燈」というものだそうです。

江島神社へはエスカーが便利

江の島は周囲を崖に囲まれた独特の地形や、岩屋の存在などから、古くから宗教的な修行の地として有名でした(役行者や空海も修行したそうです)。

江の島の玄関口にあるこの巨大な青銅の鳥居は、1821年(江戸時代後期)に建立されたもの。

この鳥居から、参道が続いています。

細い道の両側に土産物屋や飲食店が並び、確かにモンサンミッシェルに似ていますね。

しらす丼の店や海辺の町らしい土産物屋に交じって、外国人観光客に人気がありそうな、こんな店もありました。

参道を抜けると、鳥居と竜宮城の門のような建物が見えてきました。

これが江島神社の神門で、竜宮城を模した竜宮造りの楼門です。

ちょっと急な階段で、上がるのはとても大変そうに見えました。

そんな軟弱な私達のために、とっておきの乗り物がありました。

それが「江の島エスカー」という国内初の屋外エスカレーターです。

これがない時代は、数百段の階段を上り下りしなければならず、頂上までは20分もかかっていたようですが、エスカーに乗ればわずか4分で到着です。

料金は大人360円。

でも数百段の階段のことを考えれば全然高くありません。

あっという間に最初の建物、辺津宮(へつみや)に到着です。

ここは宗像(むなかた)三女神の一人である田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)を祀っています。

神名の「タギツ」は「滾(たぎ)つ」(水が激しく流れる)の意だそうです。

参拝を終えてふと見ると、この急な階段! やっぱりエスカーに乗ってよかった。

美しい弁財天様にうっとり

近くには、神仏分離令が出されるまで祀られていた弁天様を安置した、奉安殿がありました。

残念ながら内部は撮影禁止でしたが、近江の琵琶湖に浮かぶ竹生島、安芸の宮島と共に「日本三大弁天」と称される二体の弁天様を拝むことができました。

上はパンフレットの写真ですが、左の裸の弁天様が妙音弁財天、右は八臂弁財天です。

どちらも気品があって美しく、特に妙音弁財天様はまぶしいほどの美しさ。

江戸時代には江島弁財天への信仰が庶民の間で盛んになり、江の島詣での人々で、大変な賑わいだったようです。

やはりモンサンミッシェルとどこか似ている、信仰の島だと感じました。

弁天小僧の出身地

余談ですが、歌舞伎の『白波五人男』で登場する5人の盗賊の1人、美しいお嬢様に化けることで有名な弁天小僧菊之助は、江の島岩本院の稚児出身という設定だそうです。

吉祥天女とか観音様も美しいイメージがありますが、やはり江戸っ子の「美女」のイメージでは、江の島の弁天様が強かったのでしょうか。

弁天小僧がいたという江の島の宿坊・岩本院は、現在では岩本楼という立派な旅館になっていました。

弁天洞窟風呂とか、ローマ風呂とか、とても風情がありますね(詳しくはこちら)。

日帰り入浴はできず、お風呂の利用は宿泊者のみに限られているようです。

日帰り入浴なら、江の島弁天橋を渡ってすぐの場所にある「江の島アイランドスパ」が、洞窟風呂や展望風呂などもあって楽しそうでした。

次に来るときは、お風呂の利用も考えてみたいですね。

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