2022年12月21日(水)、長野県の戸隠神社に参拝する機会がありました。戸隠神社は5つの神社(五社)からなり、どうせなら五社すべてを参拝するつもりで出かけました。
憧れの戸隠蕎麦とご対面
せっかく戸隠神社に参詣するのだから、どこかで本場の戸隠蕎麦を食べたいと思っていました。
戸隠蕎麦というものを今まで食べたことがない(特徴がよくわからない)ので、どうせなら「これが戸隠蕎麦だ!」というのを食べてみたいと思い、ネットで評価の高い「うずら屋」という店を見つけたのですが
残念ながら水曜日は定休日とのことで、次に候補に挙がった「蕎麦処そばの実」に行くことに。
ちょうど奥社と中社の中間あたりにあり、奥社・九頭龍社(くずりゅうしゃ)参拝を終えて行ってみました。奥社の社殿からは40分ほどです。
車道沿いにあるので、すぐわかります。駐車場も広いですね。
冬の平日ということもあり、並ばずに入店できました。さっそく「そば三昧」を注文。
待ちに待った戸隠蕎麦とのご対面でした。おいしそう!
戸隠蕎麦とは
信州と言えば蕎麦!というくらい、信州蕎麦は広く知られているのですが、戸隠蕎麦はその中でも、島根県の出雲蕎麦、岩手県のわんこ蕎麦と並んで日本三大蕎麦に数えられているのだとか。
わんこ蕎麦が日本三大蕎麦だったとは! 昨年夏頑張ってお店を探し回って食べておいてよかった!
ところで戸隠蕎麦の特徴の中でも、私がすぐ分かったのは、盛り付け方でした。
「ぼっち(束)盛り」という独特の馬蹄形のような形です。円形のざるに盛られるのも、戸隠蕎麦の特徴だと知りました。
戸隠蕎麦は平安時代、山岳修験者の携帯食として、蕎麦粉が珍重されたことに始まるのだとか。その後おもてなし料理として広まったと言われています。正直もっと黒い蕎麦を想像していたのですが、白いので驚きました。
そしてこの店の特徴なのでしょうか、そばつゆの他、とろろ、クルミつゆの3種のつゆが出てきました。クルミつゆは初めてだったのですが、甘くてとても美味しかったです。蕎麦ものど越しがよくて、とてもおいしかったです。
善光寺門前で食べるおやき
戸隠神社から長野に戻り、同行した長女がまだ善光寺に行ったことがなかったので、善光寺にお参りし、
帰りに門前仲見世通りにある「丸八たきや」で、おやきを頂きました。
おやきも信州名物で、小麦粉や蕎麦粉で具材を包んで焼いたもの。蕎麦と同様、稲作の難しい寒冷地で米の代用食として受け継がれてきた料理です。
一般的な野沢菜の他、切り干し大根もとても懐かしい味でおいしく、あんこはデザート感覚で食べられます。もう少したくさん購入してもよかったかなと思いながら、幸せな気分で宿舎へ戻ることができました。
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