2022年12月22日(木)、冬の小布施を訪れる機会がありました。
北斎館から岩松院まで徒歩移動
北斎館を見学した後、同行した長女(小布施は初めて)が北斎に興味を示してくれたので、同じく北斎の肉筆天井画で有名な岩松院(がんしょういん)に行くことにしました。
私と夫は、2019年10月5日(土)に1泊2日バスツアーで、小布施を訪れたことがありますが
その時は時間がなかったので、北斎館から岩松院までタクシーで移動しました(岩松院は想定見学コースではなかったため)。
今回は時間があったので、徒歩で行ってみました。
とても立派な小布施町立小布施中学校の前を通ったり(駅から北斎館に行くまでに通った小布施小学校も立派でした)
小布施町民なら、エアコンや冷蔵庫の買い替えをすればお得なのかなと思ったり、
弥生時代から中世にかけての複合遺跡・大道上(おおみちうえ)遺跡の前を通ったりなど、前回のタクシー移動では気づかなかった面白い光景に出会うことができました。
3年ぶりの岩松院 北斎の天井画はやはり迫力!
徒歩30分ほどで到着した岩松院は、
3年前と変わらぬたたずまい。
色彩が鮮やかに残っている仁王様は、寛永年間(3代将軍徳川家光時代)の作品だそうです。
3年前は、拝観券の自動販売機なんてあったかな(大人1人500円)。拝観料は3年前と比べて値上がりしていました。
解説時間もきっちり書かれています。北斎の天井画は3年前と同様に撮影禁止でしたが(下の写真はパンフレットより)、
この時は私たちしか拝観者がいなかったため、解説も貸し切りで、天井画の「八方睨み鳳凰図」も私たちだけでじっくりと鑑賞することができました。間近で見ると迫力が違う! そしてやはり、どこから見ても目が合いました(下の写真はパンフレットより)。
詳しい様子はこちらに紹介したのですが
今回の解説で興味深かったのは、鳳凰の羽毛だと思っていたものが、松や月桂樹、芭蕉の葉でもあったこと。
そして2022年にはこの天井画がTVCMでも紹介されたりして(詳しくはこちらをご覧ください)、秋にはシャトルバスが出るくらい観光客が増えたのだとか。
私たちの地域(関西)では放映されなかったと思うCMなのですが、CMの力恐るべしです。
『どうする家康』ではどう描かれる? 福島正則の墓所
この岩松院は、秀吉に仕えた戦国大名・福島正則(ふくしままさのり)の墓所があることでも有名です。
前回同様、岩松院の建物内部は撮影禁止で、小林一茶の「やせ蛙まけるな一茶これにあり」の名句が詠まれた池だけは、座敷から撮影することができました。
その池が見える座敷には、福島正則の遺品も展示されていました(残念ながら撮影禁止。肖像写真はパンフレットより)。
関ケ原の戦いでも大活躍する彼は、『どうする家康』にもきっと登場すると思うのだけれど、どんなふうに描かれていくのかな。
福島正則の墓参りもできましたが、冬は入ることができないと聞きました。きっと雪が積もると、石段が危険だからでしょう。墓参りをしたい方は、訪問する時期に注意してくださいね。
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