冬の小布施観光2 3年ぶりの北斎館 北斎肉筆画のある祭屋台は撮影可能になっていた!

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2022年12月22日(木)、冬の小布施を訪れる機会がありました。

冬の小布施観光1 観光電車「スノーモンキー」に乗って小布施堂のモンブラン朱雀を食べに行く!

2023年1月17日

北斎館企画展 北斎の挿絵で味わう『水滸伝』

小布施を訪れたのは3年ぶり。前回は2019年10月5日(土)に、1泊2日バスツアーの途中で訪れました。

HISバスツアーで行く小布施2 北斎館と栗菓子の店

2019年12月10日

HISバスツアーで行く小布施1 北斎の肉筆画と福島正則の霊廟がある岩松院

2019年10月20日

その時に北斎館にも行ったのですが、

駆け足観光もいいところだったので、

今回はしっかり鑑賞することにしました。

北斎の業績や人生を紹介するビデオなどもしっかり見たおかげで、初めて小布施を訪れた長女も、北斎に興味を持ってくれました。

今回訪れた時の企画展は「絵から読み解く! 新編水滸画伝」というものでした。

中国の古典『水滸伝』の翻訳本の挿絵を、北斎が描いていたことを知ってびっくり! 文章は曲亭馬琴が書いていたと知って二度びっくり! ただ、馬琴は途中で版元(今の出版社)といざこざがあって執筆を中断してしまい、そのあとを高井蘭山という戯作者が完成させました。

訳あって社会からはじき出された108人のアウトロー(好漢)が、今の山東省に位置する梁山泊という沼沢地に立てこもり、北宋末期の悪徳官吏らと闘う話は、日本でも大人気。

以前北斎の挿絵を見た時も感じたのですが、まるで今の劇画のよう。全く古さを感じさせません。ダイナミックかつ衝撃的で、物語の内容をよく伝えています。

後に馬琴は『水滸伝』からヒントを得て、『椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』や『南総里見八犬伝』を生み出すのですが、現代でもたくさんの関連作品などがあり、すごい古典だなと改めて感じます。

北斎の肉筆画を堪能! 上町祭屋台と東町祭屋台

この北斎館の目玉は、晩年の北斎が小布施で描いた肉筆画の祭屋台天井絵。

江戸で北斎に師事した小布施の豪農(酒造業など商業も営む)・高井鴻山(たかいこうざん)が、北斎を小布施に招き、その才能を見抜いてアトリエを建てるなどして厚遇しました。北斎は生涯に4回小布施を訪れ、いくつもの名品を残しています。祭屋台の天井絵もその代表作です。

以前訪れた時は撮影禁止だったように思うのですが、今回は撮影することができました。

まず、東町祭屋台。小布施に現存する祭屋台のうち、最も古いもので、天井の一部を改造して

龍と(背景の波が、北斎の波っぽいですね!)

鳳凰の図が描かれました。龍は燃えるような紅の背景で明=陽、鳳凰は暗い藍を基調として暗=陰を表現しているそうです。北斎85歳の時の作品です。

こちらはその翌年(北斎86歳)に描かれた天井画がある上町祭屋台。

高井鴻山が私財をなげうって造り上げたもので、

「水滸伝」に登場する公孫勝(方術を使う梁山泊幹部)と天空を舞う龍の木彫りが置かれています。

天井絵の『怒涛図』は

「男浪(おなみ)図」と

「女浪(めなみ)図」からなっています。これもまさに北斎の波! 高価な舶来のベロ藍(プルシアン・ブルー)や白い胡粉(ごふん 貝殻からつくられる白い顔料)など、画材はすべて高井鴻山が調達してくれたのです。

周囲のエキゾチックな天使?や

リス(下向きになっています)

クジャクなどのエキゾチックな縁絵は、北斎の下絵をもとに鴻山が着色していったそう。2人の合作ですね!

デジタル解説も充実していて、2回目の訪問でもとても面白く鑑賞することができました。やはり小布施観光では外すことができない場所だと思います。

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