2022年12月22日(木)、冬の小布施を訪れる機会がありました。
小布施には温泉もあった! おぶせ穴観音の湯で絶景を堪能
小布施と言えば栗(栗菓子含む)と北斎の肉筆画! と私たちは思っていました。
2019年10月5日(土)に1泊2日バスツアーで小布施を訪れた際も、添乗員さんはそのように紹介しておられました。
ところが今回調べてみると、小布施には温泉もあるらしい。しかも岩松院(がんしょういん)から歩いて行ける距離でした。
多分バスツアーなら絶対歩かないような田畑の間や(美味しそうな柿! リンゴなど果樹畑も多かった)
生まれて初めて見たスノーボード練習場(小布施Quest)の前を通り
(華麗な技の陰には、かなりの練習が必要なのだと改めて知りました)
めざすおぶせ温泉穴観音の湯という日帰り温泉施設へ。高台にある温泉です。料金は大人650円。
1泊2日の旅支度のまま訪問したので、脱衣場ロッカーの中に荷物を押し込めるのが、少々大変でした。
でも広い浴室のガラス窓には、窓から見える小布施の山々(北信五岳)のイラストが描かれていて、今見えているのはどこの山なのかよくわかり、とてもありがたかったです。
特に私たちは昨日戸隠神社五社巡りに行ったばかりだったので、戸隠山や帰りのバスで近くを通った飯綱(いいづな)山を見ると感慨もひとしおだし、
バスツアーで利用したホテルのある斑尾山も懐かしく見ることができました。
露天風呂もとても広くて大満足。硫黄の香りのする温泉で、旅の疲れをいやすことができました。
穴観音は福島正則の持仏! 観音様のお告げで温泉発見!
ただ残念だったのは、冬の日が暮れるのがとても速く、電車の時間も迫っていたので(電車を1本逃すと大きい)、出口と反対の方向にあった「穴観音」を拝観できなかったこと。
HPによると、晩年この地を支配した福島正則が、この温泉に隣接する岩窟に持仏の観音を安置。この「穴観音」に参拝を欠かさなかったこの温泉の創業者が、観音様の夢のお告げを信じて温泉を掘り当てたのだとか。
福島正則ゆかりの小布施の地は、墓所のある岩松院だけではなかったのですね。時間があって足元が暗くなかったら、ぜひとも行ってみたかったです。
でも足元が暗いのはここだけではありませんでした。
最寄り駅の長野電鉄都住(つすみ)駅に行くまでの道もかなり暗く、スマホのライトをつけないと危ないレベル。ほとんど人も歩いていません。
やっとたどり着いた都住駅は風情のある無人駅。ここから長野駅に戻り、最後の長野での食事です。
明治亭長野駅店で最後の信州グルメ
最後に訪れたのは、長野駅駅ビル(MIDORI長野)3階にある明治亭長野駅店。
ここで食べたかったのはソースカツ丼だったのですが、信州そばも捨てがたい。
結局両方食べられるミニヒレ丼ざるそばセット(1,790円)を注文しました。
ソースカツ丼といえば福井が本場だと思っていたのですが、明治亭のソースカツ丼もソースにこだわり(信州駒ケ根産の12種類の素材を使っているそうです)、高い評価を得ているのだとか。
ソースカツ丼と信州そば両方なんて、食べすぎにならないか少々心配しましたが、1日中よく歩いたし、朝昼兼用でモンブラン朱雀しか食べていないこともあり、
ぺろりと食べてしまいました。ソースもしつこくなくて胃にもたれず、あまり胃の強くない私にはありがたいソースでした。
香辛料が苦手な私は使いませんでしたが、七味は「日本三大七味」とも言われる「八幡屋磯五郎」。
レストランの窓からも駅前の光景がよく見えましたが、長野駅前の夜景はとてもロマンチックでした。
冬の信州は久しぶりでしたが、観光も温泉もグルメも楽しむことができて、本当に良かったです。
コメントを残す