2022年5月5日(木)、大河ドラマ『どうする家康』でも描かれた、長篠の戦いゆかりの場所を訪れました。
三河国一宮に参拝しよう
JR飯田線の三河東郷駅から、豊橋方面へ行く列車に乗れた私たちは、
その名も「三河一宮」駅で下車しました。所要時間は25分ほど。
設楽原(したらがはら)など、長篠の合戦にちなむ場所は愛知県新城(しんしろ)市にありましたが、ここは同じ愛知県でも豊川市になります。「豊川」というと、「豊川稲荷」が有名なのですが(私たちもこの後訪れる予定です)、三河国一宮も、豊川市にあったのですね。ちなみに、政治の中心だった三河国府も、奈良時代に建設された国分寺や国分尼寺も、豊川市にあったそうです。
目指す一宮の名は「砥鹿神社(とがじんじゃ)」。初めて聞く神社名で、最初は読めませんでした。難しい読み方ですね。
ありがたいことに、駅から徒歩10分足らずの場所に神社はありました。
砥鹿神社と三河えびす社
砥鹿神社の鳥居が見えてきました。
なかなか立派な鳥居です。
参道を進むと、神社についての案内板がありました。それによると、砥鹿神社というのは愛知県岡崎市・豊川市・新城市の境となっている本宮山(ほんぐうさん)の神を迎えるために、「里宮」として創建されたようです。
本宮山は、砥鹿神社から徒歩で約10kmほど離れた場所にある山。標高789mで、山全体がご神体として信仰され、磐座(いわくら)や古墳群もあり、山頂には砥鹿神社の奥宮があるそう。
「里宮」として建てられたため、急な石段がなく、とても歩きやすくて良かったです。参道の緑が、とてもさわやか。
歩いていると立派な建物に遭遇。思わずこれが御本殿かなと思いましたが、
これは摂社の「三河えびす社」でした。大己貴命の御子神である「智徳の神」事代主命(ことしろぬしのみこと)と「体徳の神」建御名方命(たけみなかたのみこと)を祀っています。三河えびす神社には、2人も祭神がいたとは、知りませんでした(兵庫県の西宮戎神社のえびす大神は、確か1人の神様のはず)。
こちらが隣接する砥鹿神社の拝殿。大己貴命は福徳の神・国土開拓の神・縁結びの神として知られ、交通安全・家運隆昌・厄難消除等のご利益があるそうです。
かわいい御朱印に大満足!
参拝後に頂いた御朱印(300円)。
コロナ感染防止のため、書置きのみでしたが、国旗や動物があしらわれていて、色付きのとてもかわいい御朱印でした。
ところで砥鹿神社には、日本一大きな「さざれ石」もあるようです。見逃してしまいましたが、境内の東側にあるようです。興味のある方は、忘れずに見てくださいね!
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