鮫駅にあった鮫のモニュメントと駅名の意外な由来
2023年11月4日(土)、JRバスおいらせ22号で十和田湖を出発し、八戸(はちのへ)漁港近くでランチやパワースポットの蕪嶋(かぶしま)神社を参拝した私たちは
蕪嶋神社の最寄り駅である
JR八戸線の鮫(さめ)駅まで徒歩で移動。
鮫駅らしく、駅前には迫力ある鮫のモニュメントが!
絶対ここでは、鮫がよく獲れたのかな。ふかひれや、かまぼこになったのかな、などと思っていたのですが、そうではなくて、昔この辺りに多かった「沢」が訛って「さめ」になり、それに「鮫」の文字が当てられたのだとか。意外な展開にびっくりでした。
ここから私たちは、今夜の宿がある青森市まで移動します。JR八戸線から、八戸駅で青い森鉄道に乗り換えるのですが、会社が違っても切符は青森まで買うことができました(1人2,560円)。
鮫駅から青森駅まで各駅停車の旅
切符を購入してから気が付いたのですが、鮫駅から青森駅へは、新幹線を経由すれば(八戸~新青森)1時間10分で到着できるとスマホアプリが告げていました。
各駅停車だと、待ち時間含め2時間20分ほど。そのかわり、1,000円余計に特急料金がかかります。悩んだけれど、切符も購入したことだし、特に急ぐ旅でもなし。各駅停車で行くことに。
八戸駅まで行く列車。よく見ると車体にウミネコ(JR八戸線の愛称=「うみねこレール八戸市内線」を知らなければ、カモメと思われてしまう)がデザインされていました。
八戸駅から乗り換え、青い森鉄道のホームに行くと、懐かしい絵本「11ぴきのねこ」のラッピングトレイン! 初めて見ました。どうやらこれは、回送列車のようなので乗ることができませんでしたが。
後で調べてみると、「11ぴきのねこ」シリーズの作者・馬場のぼるさんが三戸町(さんのへまち)で生まれ育ったことで、この列車ができたのだとか。
私たちは、普通の列車に乗って青森駅を目指しましたが
世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」のラッピングトレインにすれ違ったりしました。新幹線に乗っていたら、多分これらの列車に出会うことはなかったでしょう。
謎の「青森県民手帳」
青い森鉄道の車内で、面白い広告を見ることができました。それが、「青森県民手帳」。
兵庫県民の私たちは、生まれてこのかた、「県民手帳」なるものを見たことも聞いたこともなかったのですが、実は「県民手帳」を発行していない自治体の方が超少数派だったのでした。現在発行していないのは北海道、東京都、神奈川県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、長崎県の8都道府県ですが、北海道、神奈川県、京都府はかつて県民手帳を発行していたので、全く縁のなかった自治体は5つだけ。これも今回の旅行で初めて知ったことでした。
その縁のない自治体で育った私たちには、「県民手帳」というのはとても新鮮でうらやましい。1冊700円という値段以上の内容みたいだし(別冊も付いている!)、66年間も発行されているロングセラーだというのも納得です。
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