2022年12月21日(水)、長野県の戸隠神社に参拝する機会がありました。戸隠神社は5つの神社(五社)からなり、どうせなら五社すべてを参拝するつもりで出かけました。
神々しい雪の中の戸隠神社中社
長野から戸隠行のバスは、冬の期間は(2022年度は12月10日~2023年3月31日)奥社入り口までは行かず、戸隠中社(ちゅうしゃ)が終着点。
バスから降りるとすぐに、大鳥居がみえました。
平日で人が少ないせいか、とても静かで神秘的な光景でした。神々しい光景で、雪のある日に来てよかったと大感激。
参道です。雪のない道が続いていて、雪道の苦手な私も一安心。でも道が凍っている場合があるので、油断は禁物です。
中社の拝殿。戸隠神社の奥社と宝光社(ほうこうしゃ)の中間にあり、祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)。天照大神が天岩戸に隠れたとき岩戸神楽(太々神楽)を創案し、岩戸を開くきっかけを作った神で、知恵の神ともされています。
学業成就・商売繁盛・開運・厄除・家内安全にご利益があるのだとか。
そういえば先日訪れた紀州国一宮の日前神宮でも、思兼命が祀られていたことを思い出しました。
戸隠神社のご神体である戸隠山は、天岩戸の一部が飛んできて山になったという伝承から、この名がついたそうです。
こちらはご神木。三本杉とは違いますが、この木も不思議な力がありそうですね。
後で調べて分かったことですが、社殿天井には平成15年に復元された狩野派の天才絵師、河鍋暁斎によって描かれた「龍の天井絵」があるそうで、これを見逃したのは残念でした。
冬季に中社でいただける御朱印は、時期によって違う!
中社で参拝を済ませた私たちは、授与所で御朱印(400円)を頂きました。
私たちが事前に読んだブログでは、冬になると他の4社の授与所が閉鎖されるため、中社で五社すべての御朱印が頂けると書かれていたのですが、私たちが訪れた12月は、まだ奥社と九頭龍(くずりゅう)社の御朱印は、奥社の授与所で頂けるとのこと。
そのため、このとき中社の授与所では、宝光社と火之御子(ひのみこ)社の御朱印のみ頂きました(いずれも400円)。
後で調べてみると、12月の土日のみ宝光社の授与所は開所。こちらで火之御子社の御朱印も頂けます。
2023年の場合、宝光社は1月2日以降冬季閉殿。奥社と九頭龍社は、1月7日以降冬季閉殿(例年4月後半に開山)となっていました。
神社側としては、参拝の後で御朱印をもらうというのが筋なのに、参拝もしていないほかの4社の御朱印をくださいと私が言ったため、授与所で「今日中にお参りされますか?」「必ずお参りしてくださいね」と念を押されてしまいました。
こちらとしても、参拝してから御朱印をもらうというのはよくわかっているのですが、公共交通機関しか移動手段がなく、移動距離のことを考えると、山麓の宝光社や火之御子社をまず参拝し、そのあと徒歩で中社へ、さらにまた徒歩で奥社と九頭龍社へというルートは、体力的にも時間的にも厳しいかなと思い、まず中間地点の中社までバス移動した次第。
宝光社や火之御子社は一番最後の参拝になってしまいますが、まずは元気なうちに、大変そうな奥社と九頭龍社へ向かうことにしました。結果的にこのコースにして正解だったと思っています。
「五社参拝記念しおり」をもらうなら、12月の平日は参拝順序に注意!
ただ、この後訪れた奥社で出会った女性から、戸隠神社の五社すべてを参拝したら、記念品がもらえると教えてもらいました。
「五社参拝記念しおり」と呼ばれるものです。もちろん非売品(写真は奥社で頂いた「戸隠神社五社参拝」パンフレットより)。
これを頂くためには、授与所で五社すべての御朱印を見せる必要があります。
そのため、私たちが訪れた12月の平日なら、中社か奥社の授与所で頂く必要があるので、どうしても宝光社や火之御子社から参拝スタートということになりそうです。
私たちは「五社参拝記念しおり」は断念しましたが、もし「せっかく来たのだから記念に欲しい!」という場合は、参拝順序には気を付けてくださいね。
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