「おんな城主直虎」ゆかりの地を訪ねて5 井伊共保誕生の井戸・井殿の塚

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遠鉄観光タクシーを予約して、2016年4月30日、JR浜松駅から井伊家ゆかりの地を観光しました。

一番の見どころは龍潭寺で、タクシーの運転手さんも初めて経験する観光客の多さでした(大河ドラマが放映されている今年は、もっと増えているかな?)。

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次に訪れたのも大河ドラマに欠かせない場所だったので、きっと今は、とても混雑しているでしょう。

井伊共保誕生の井戸

それが、ドラマで毎回のように登場する「ご初代さまの井戸」。

ドラマでは囲いも何もなく、森の中に穴があるというだけの素朴な井戸です。

『おんな城主直虎』サイトでは「360°ビュー龍潭寺井戸端」というコーナーもありますので、ご覧ください。

元々はドラマの通り井伊家の菩提寺である龍潭寺の敷地内にあり、馬上の武士もここを通るときは下馬して通り過ぎたとか。

そもそも井伊直虎の物語が注目されたのは、『井伊家伝記』の中に「おんな城主」として活躍したことが記されているためで、その『井伊家伝記』が書かれたきっかけは、井伊共保誕生の井戸の権益を巡っての、龍潭寺と隣村の正楽寺の対立でした。

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もしご初代さまの井戸を巡る争いがなければ、どうなっていたのでしょう。

次郎法師の物語も、伝わっていなかったかもしれません。

その「運命の井戸」は、とても立派な一画になっていました。

周囲は田んぼですが、ここだけ立派な白壁になっていて、その落差(?)に驚きです。

どうやら、ご初代様井伊共保の生誕1,000年を記念して、井の国千年祭が2010年に行われ、その時にとてもきれいに整備されたようでした。

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井伊家の家紋「丸に橘(彦根橘)」と旗紋・幕紋「細平井筒」が刻まれていました。

井戸も、ドラマのように中をのぞくことはできず、蓋がされていました。

竜宮小僧がいるかどうかはわからないですね。

ご初代様の伝説

2006年に彦根から移植した橘が、井戸の傍らに植えられています。

この石碑の中央には「井伊氏祖備中守藤原共保出生之井」、右に「八幡宮」、左に「御手洗」と彫られていました。

ご初代様の井伊共保は、井戸から拾われて神主に育てられ、見眼麗しく才気煥発な(井伊家の男子はイケメンなのです!)子供に成長し、その噂を聞きつけた遠江国司藤原共資(ともすけ)の養子となりました。

そのご初代様の、龍潭寺井伊家御霊屋に安置されている木像ですが、確かにイケメンです。

成長した彼は藤原共保と名乗り、男子に恵まれなかった共資の娘と結婚。

やがて家督を継ぐと、故郷の井伊谷に居館を構えて「井伊共保」と称し、器量人に優れたと言われます。

幕末の大老・井伊直弼が、この地を訪れた際に詠んだ和歌が刻まれていました。

わきいづる岩井の水の底清み くもりなき世の影ぞみえつつ という歌です。

今も昔も、井伊家にゆかりがある彦根との交流はあったのですね。

龍潭寺の駐車場近くには土産物屋があって、すでに直虎グッズで盛り上がっていたようでした。

まだ大河ドラマは放映されていませんでしたが、『歴史秘話ヒストリア』で直虎を取り上げた「それでも、私は前を向く~おんな城主・井伊直虎~」が、ずっと店内で流れていました。

『八重の桜』の時も感じましたが、『ヒストリア』で取り上げられる人物が、やがて大河の主人公になる場合があるのでしょうか。

井殿(いどの)の塚

龍潭寺を出たタクシーは、井伊谷城や井伊家の居館を目指して北上します。

多分この山の上が、井伊谷の城があった場所。

ちゃんと城跡への道案内も表示されていますが、私達は時間の関係で城跡には行かず、井伊家居館跡にある「井殿の塚」を目指しました。

1544年、井伊亀之丞の父・井伊直満と弟の直義(ドラマには出てきません)は、今川家に謀反を企んでいると、井伊家家老の小野政直(鶴丸の父)に讒言されました。

井伊直満・直義兄弟は申し開きのため駿府に召喚され、そこで今川義元の命令によって誅殺されてしまいます。

事件の後、井伊家居館の一画に供養のための塚を築き、1本の木を植えました。

それが「井殿の塚」です。

ここも幕末に井伊直弼が訪れており、墓所に礼拝して石垣の寄進を行ったと記されています。

井伊直弼は、安政の大獄で多くの人々を弾圧したため悪者扱いされていますが、井伊家の祖先を大切にする優しい人でもあったのでした。

ちなみに、井殿の塚から少し離れたところに、小野政次供養塔があります。

私達が訪れた時には全く分かりませんでしたが、今はグーグルマップにちゃんと載っていました。

大河ドラマの力、恐るべしです。

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