2026京の夏の旅6  特別公開の五龍閣・知られざる和洋折衷の邸宅と望楼

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「京の夏の旅」で初公開! 五龍閣(旧松風嘉定邸)の内部へ

2026年7月11日(土)、第51回「京の夏の旅」に因んで、いくつかの非公開文化財を訪れました。

目的地の1つは、時々夫と見ている『あなたの知らない京都旅』で、6/15に放送された『非公開の悲報を巡る!名刹の秘仏&絶景』で紹介されていた場所の中から、面白そうな場所に行ってみること。午前中は大雲院の祇園閣を訪れ

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最後に訪れたのは、同じ番組で紹介されていた五龍閣。通常公開されているカフェ五龍閣も大正モダンの雰囲気あふれる素敵な空間でしたが

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ガイドの解説を聞きながら巡るツアーで訪れた2階~4階も、なかなか興味深いものでした。この建物は京都の実業家・松風嘉定(まつかぜかじょう)の邸宅として建てられた洋館で、

当時ヨーロッパで最先端の流行(アール・ヌーヴォーやセセッション様式)を取り入れつつ、日本風の格天井(ごうてんじょう)も残すという和洋折衷のスタイルが独特です。

「関西近代建築の父」と称された建築家・武田五一が手掛けた数少ない個人邸宅の1つ。

1976(昭和51)年からは湯豆腐屋「順正」に受け継がれ(カフェは2009年にオープン)、この部屋で修学旅行生が湯豆腐を食べることもあるのだとか(!)

ドアのデザインも西洋風。机はケヤキ材だそうです。

圧巻の階段と望楼からの眺め

各階によって異なる部屋のデザインもなかなか興味深く(写真は3階)

建物の歴史にまつわる話も聞けて楽しかったのですが(上の写真暖炉の右にあるのは、

かつて屋根に取り付けられていた風見鶏)

階段には驚かされました。支える支柱がなく、壁面のみで吊り下げて支える高度な建築技法(片持ち構造)が採用されているのです。なかなか見ることのできない階段。

階段は建物の中央に位置し、1階から3階まで吹き抜けになっています。吹き抜けを美しく見せるため、敢えて階段を支える支柱は使わない設計を採用したそうです。確かに美しい!

照明も素敵でした。

そしてもう1つ、圧巻だったのが4階の望楼からの眺め。午前中に訪問した祇園閣も望楼だったし、京都の邸宅には、望楼がつきものなのかな?

京都タワーも見えます!

きっと五山の送り火も見えるかな。

屋根の先端にある鴟尾(しび)も良く見えます。火災除けのまじないとして、寺院や宮殿の屋根に使われていましたが

前回の修理の時に、順正の社長が署名した鴟尾もありました。

実は木造建築だった!

ツアー終了後、建物の外観を撮影。

バルコニーや列柱がある西洋風デザインと、鴟尾のある和風デザインの調和が面白い。

庭には2匹のシャチホコもありました。

ところで私たちはこの建物は石造りだと思っていたのですが、木造3階建なのです。外壁をモルタルで加工して石造りの西洋風にし、それと同時に瓦屋根や鴟尾という和風も残す。大正時代の邸宅建築の面白さを垣間見たように思えました。

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