女人守護の市比賣神社で名水と御朱印を頂く
2023年12月13日(水)、京都府で全国旅行支援が再開されている(きょうと魅力再発見旅プロジェクト)ということを偶然知り、それを利用してTHE POCKET HOTEL京都四条烏丸に、初めて1泊しました。
翌朝ホテルをチェックアウトして、最初の目的地・市比賣(いちひめ)神社へ徒歩で向かったのですが、偶然徳川家康側室ゆかりの2つの寺院に遭遇し
寄り道しながらなんとか市比賣神社に到着。
ここは女人守護の神社として知られており、私たちも2019年に訪れたことがあるのですが
せっかく洛陽(=京都の異称)七名水の1つとされる「天之真名井(あめのまない)」があったのに
ペットボトルを持っていなかったため、水を汲んで持ち帰ることができなかったのです。今回はちゃんと(小さいですが)ペットボトルを持参し、ありがたく持ち帰って飲みました。
前回も写真に写っていたけれど、気が付かなかった「姫みくじ」。達磨かと思ったのですが、HPによると「人形」らしいです。
前回はまだ御朱印帳を持っておらず、縁がなかった御朱印(300円)も、今回頂くことができました。
建仁寺禅居庵で摩利支天と出会う
この市比賣神社は、六条小路と河原町通りに面しています。次の目的地をどこにしようか2人で考え、夫がリクエストしたのが、宮川町。
私たちが大好きだったNHKドラマ『京都人の密かな愉しみ』シリーズに、時々登場する京都の花街(かがい)です。でも場所がはっきりわからず、建仁寺や京都ゑびす神社の近くだろうと歩き始めました。
五条大橋の「牛若丸と弁慶」のモニュメントを、久々に近くで見たり
最近の水不足で、歩いて渡れそうな鴨川を渡ったり
建仁寺の近くで、奇抜なアンティークショップを見たりして歩いているうちに、興味深い寺院を発見しました。
禅居庵という、建仁寺の塔頭(たっちゅう=高僧の偉業を後世に伝えるため、禅宗寺院に設置された庵)の1つです。本尊は聖観音菩薩ですが、鎌倉時代末期に中国から渡来した高僧・清拙正澄(せいせつしょうちょう)が自ら作ったとされる摩利支天(まりしてん)を秘仏として祀っているという珍しい寺院。
夫は「摩利支天」という仏様については全く知らなかったようですが、私は学生時代、木原敏江さん描く『摩利と新吾』という漫画を少し読んでいたので(主人公の1人・摩利くんの名前の由来)、とても懐かしかったです。
摩利支天とは「陽炎(かげろう)」を神格化したもので、実体がないので捉えられず、傷つけられたり害されたりしません。そのため武士や忍者の間で信仰が広まったのだとか。
七頭の亥(いのしし)に乗り、顔が3つ、腕が6本という三面六臂(さんめんろっぴ)の姿だそうです(禅居庵の案内板より)。
亥に乗っているので、亥年生まれの守り神とされ、境内には狛犬ならぬ狛亥など、亥がいっぱい!
私は亥年ではないのですが、勝利開運、そして(中国では)財運をもたらす摩利支天を初めて参拝することができました。
御朱印(300円)も頂くことができてよかったです。
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