秀長に教えてあげたかった城崎温泉
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』では、秀吉が攻める三木城(兵庫県三木市)や上月(こうづき)城(兵庫県佐用町)など播磨地域が主な舞台ですが、同じく現在の兵庫県北部の但馬地域は、別動隊として秀吉の弟・秀長(当時の名前は羽柴小一郎長秀)が攻略し、支配していました。
ドラマでも描かれた竹田城や生野銀山(いずれも兵庫県朝来市)の他にも、有子山(ありこやま)城(兵庫県豊岡市)など、但馬には秀長に因む史跡もあるのですが、なぜか、但馬最大の観光地の1つ・城崎温泉に秀長が滞在した記録がないのです。晩年の秀長は有馬温泉(神戸市)に行っているので、温泉の効能は知っているはずなのですが。
城崎温泉の事は、知らなかったのかな? まだ元気だったから、温泉は必要ないと思ったのかな?それとも忙しくて(別所長治や荒木村重の謀反など)、温泉どころではなかったのかな?
ここは1つ、彼に替わって城崎温泉を満喫しよう! でも宿泊する時間とお金はない。何とか日帰りで城崎温泉を満喫できないかあれこれ考え、できるだけ早い時間に城崎温泉に到着する手立てを考えました。普通、大阪方面から城崎温泉に行く場合はJRの特急「こうのとり」に乗るのが一般的なのですが、始発の時間がやや遅く、城崎温泉駅到着は10:58。この時間で外湯全部入って(外湯は全部で6つ)、城崎らしい昼食を食べて、できればロープウェイにも乗って……という欲張りスケジュールは消化できるのだろうか。もう少し早く着く方法はないのかと考えていたところ、
大阪から新快速で京都に出て、京都から山陰線で始発の特急「きのさき」に乗れば、1時間ほど早く到着できると知りました。
ラッピング車両だった特急きのさき
始発の特急こうのとりだと、大阪駅を8:14に発車するので、自宅を出るのも普通の時間帯なのですが、京都7:32発始発の特急きのさきに乗るなら、6:39大阪駅発の快速に乗らないと、間に合いません(この時間帯は、まだ新快速が運行していないのです)。家で朝食を食べる余裕もなく、京都駅構内のコンビニでおにぎりを購入し、特急の車内で食べることにしました。
私たちが乗る、特急きのさき。停車駅の1つである亀岡駅は、京都サンガF.C.のホームグラウンドなので、運よく「KYOTO SANGA TRAIN」に乗ることができました。チームカラーである紫色を基調に、「海の京都」を表す青色、「森の京都」を表す茶色を取り入れたデザイン。珍しい車両に乗れて、テンションも上がります。
城崎温泉に到着すると、土曜日だというのに、10時台は空いていました。宿泊客がチェックアウトする時間帯だからでしょうか。午前中のんびり温泉を楽しめました。その様子は次回ご紹介します。お楽しみに。










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