珍しい交走式ロープウェイの中間駅へ
2026年4月25日(土)、但馬の人気観光地ながら、但馬を攻略&支配した羽柴小一郎長秀(後の豊臣秀長)は滞在した記録の無い、城崎温泉(兵庫県豊岡市)を訪れる機会がありました。本当は宿泊して、浴衣でのんびりと外湯(そとゆ=共同浴場)巡りを楽しみたいところなのですがそんな時間はなく、日帰りで外湯巡りに出発。
外湯は全部で6つ。地蔵湯、一の湯、御所の湯、鴻(こう)の湯に入って、残すところはあと2つ(まんだら湯と柳湯)なのですが、両方とも営業は15時から。鴻の湯を出たのは14時前なので、1時間少し時間がありました。鴻の湯の近くにある城崎温泉ロープウェイに乗り、「みはらしテラスカフェ」で大師山からの絶景とコーヒーを楽しんだ後は
2台のゴンドラが山頂と山麓との間を交互に往復する「交走式ロープウェイ」で、城崎温泉ロープウェイが日本で唯一持っているという中間駅へ。
1963年に創業した、歴史ある城崎温泉ロープウェイ。3つある駅はすべて登録有形文化財。
中間駅の温泉寺駅もレトロな風情で、出口近くに仏像があったのにはびっくり。
この駅では、上りと下りがすれ違います。これは上りのロープウェイでした。
城崎温泉を守護する温泉寺を参拝
駅のすぐそばに、温泉寺がありました。
これは、温泉を発見したきっかけになったコウノトリかな?
実はこの温泉寺にも、温泉発見の伝説があるのです。奈良時代に諸国を巡っていた道智上人が、四所明神の神託(夢のお告げ)により、一千日間の修行をすると温泉が湧出。これが現在のまんだら湯となったのだとか。
温泉発見後、道智上人により738年に開かれた末代山温泉寺。山号や寺号は、当時の聖武天皇から賜ったものだというから驚きです。本堂と本坊を拝観させていただきました(拝観料300円)。奈良県長谷寺ご本尊の十一面観世音菩薩と同じ木から造られたという温泉寺のご本尊・十一面観世音菩薩は残念ながら秘仏。毎年4月24日の開山忌には御開帳されるそうです。
山麓駅近くにある、太田垣士郎翁資料館
温泉寺本堂の近くには、温泉寺所蔵の古文化財を展示する城崎町美術館があるのですが、
まんだら湯の営業開始時間も気になるので、再び山麓駅へ戻ってきました。
実は山麓駅の近くにも、気になる建物があったのです。それが「太田垣士郎翁資料館」。地元城崎出身で、関西電力初代社長。そしてあの「黒四ダム」建設を陣頭指揮した人物が、城崎温泉ロープウェイの建設を発案したのでした。
故郷城崎町発展のための観光施設として、黒四ダム建設時のノウハウを活かしたロープウェイ事業を発案した太田垣氏の遺品が展示され、黒四ダム建設時のVTRも放映されていました。3年前、黒四ダムを訪れたのでとても懐かしい! 温泉寺や外湯の功徳なのか、予期せぬご縁があったのでした。












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